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昨年3月28日に逝去した坂本龍一。今日は坂本の遺産の一つ"schola"から学びたいと思います。
"schola"はラテン語で「学校」の意。毎回、一つのテーマについて掘り下げ、音源をセットにして刊行。全国47都道府県の公立図書館にも所属されています。
映像版は、2010年にNHK Eテレで放送。坂本が講師となり音楽の魅力を解き明かす教養番組でした。
「昔、学校で受けていた音楽の授業がスコラのような内容だったら、もっと音楽が好きになっていたに違いない」こういう声はうれしかった。いまからでも音楽をもっと知って好きになるには遅くないよというメッセージを伝えられたんじゃないかと思うんです。
坂本のルーツであるバッハ、ドビュッシー、サティ、ラヴェルなどのクラシックから、映画音楽、民族音楽までを分かりやすく解説。
その中で異例な「ドラム&ベース」という楽器そのものにスポットを当てた興味深い回がありました。
音楽の土台を作る「ドラム&ベース」というリズム隊。坂本龍一といえば高橋幸宏、細野晴臣を擁するYMO。
日本屈指のリズム隊ミュージシャンお二人をゲストに音楽の魅力を深掘りしています。
まずは坂本ソロ作品で、YMOでも頻繁に演奏されていた、あの名曲をセルフカヴァー
「Thousand Knives」坂本龍一
続いて、あのピーター・バラカンさんが「本物と聴き違えた」というほどGroovyな熱演
「Thank You for Talkin' to Me, Africa」
Sly & the Family Stone
それでは、本編の講義に入ります
プロローグ
ドラム
ベース
高橋幸宏登場
細野晴臣登場
YMO揃い踏み
以上、坂本龍一のスコラから「ドラムとベース」編でした。
スコラの編纂は坂本にとって、毎回ハードな作業だったといいます。
それは、高みから教えるのではなく、自らが音楽に向き合い、学び直す機会となったからだそうです。
人は探究心を無くした時、傲慢になるといいますが、坂本は生涯に渡り、謙虚に学ぶ人だったと言えるでしょう。
だからこそ、その音楽作品は、国境を超え、世代を超えて聴き継がれていくことと思います。
commmons:schola
(全17巻+1)
🎹おまけ
坂本龍一の代表曲"戦メリ"こと戦場のメリークリスマス
「Merry Christmas Mr. Lawrence」
坂本龍一
貴重な解説
🎹2022年の演奏
坂本龍一
【1952-2023】
安らかにお眠りください。
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