独裁者によって支配されているその国には、様々な「省庁」がありますが全てがメチャクチャ
◉"豊かさと経済発展"を謳う「幸福省」は、市民を生きるだけで精一杯の状態にし、政治に目を向けさせない不幸を生み出す機関。
◉"国家の平和を守る"と謳う「平和省」は、他国と戦争を続け、消費と貧困を維持するための戦争機関。
◉"情報や教育の向上"を謳う「真実省」は、歴史や記事、データの改ざん、党の嘘を真実に書き換えるデマ機関。
◉"法と秩序の維持"を謳う「愛情省」は、思想犯(政府と考え方の違う人)の逮捕、拷問、洗脳を行う恐怖機関。
かの
デヴィッド・ボウイもミュージカル化を検討したり、大きな影響を受けた作品をリリースしていましたね
本来、権力者の傲慢を風刺し、欺瞞を切るのが文学、芸術、文化のチカラ
だと思います。
現代の日本社会も、オーウェルが描いたままのような、権力に迎合する傾向が強まっているように感じます
今日は過去の歴史から、権力者に抵抗した勇者を振り返りたいと思います
🎬
『独裁者(THE GREAT DECTATOR)』
監督/主演チャールズ・チャップリン
これは、第2次世界大戦が始まった翌年(1940年)に制作された映画です。
この映画の中で、チャップリンはヒトラーを風刺した、ヒンケルという独裁者と、ヒンケルと瓜二つのユダヤ人(床屋)の二役を演じています。
※ユダヤ人=ユダヤ教の人、人種ではない
チャップリン扮する、ヒンケルと取りちがえられたユダヤ人が、独裁者を否定して戦争反対の演説をするラストシーンは有名です。
当時、独裁者ヒトラーは日の出の勢いでした。この映画は、チャップリンにとって命懸けだったのです。
その演説の最後にチャップリンは、「ハンナ、僕の声が聞こえるかい?」と呼びかけています。
ハンナとは、映画に出てくる恋人の名ですが、実は、チャップリンのお母さんの名前だったのです。
画面は、雲の流れる空。
チャップリンはきっと、天にいるお母さんに向かって呼びかけたのでしょう。
波瀾万丈の人生を歩んだチャップリンを支えたのは「母の愛」でした。
その「母の愛」が、人間性を踏みにじる「独裁者」との戦いへとチャップリンを駆りたてたのです。
また、チャップリンは演説の中で、こう言っています。
「知識は私たちに冷ややかな目を与え、知恵は私たちを非情で冷酷にしてしまいました。考えるばかりで、思いやりがなくなってしまいました。私たちに必要なのは、機械ではなく、人間性です。頭の良さよりも親切と思いやりが必要なのです」
Fin.




