ご訪問ありがとうございます
80年代、日本の音楽シーンを象徴したシンセポップ・グループTM NETWORK。来年はデビューから40周年を迎えます。
TM NETWORK
【1984 - 1994】
木根尚登 小室哲哉 宇都宮隆
プチTMヒストリー
TMは、独学でピアノとギターをマスターした木根尚登が幼馴染みの宇都宮隆を誘い、10代でフォーク・デュオを結成。吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫など、昭和フォークの影響が大きかったという。
やがて、ロック・バンド"SPEEDWAY"に発展し、コンサートは地元で大盛況。レコードデビューを果たす。
SPEEDWAY+小室哲哉
以後、小室は様々なサポートやプロデュースなどの音楽活動をするなか、木根との交流は続いた。
そして、メンバーを固定しない自らの音楽ユニット"STAY"を拡大した新たな構想を練り、木根を誘う。宇都宮も参加し"TM NETWORK"を結成。1983年3月のことだった。
尚、SPEEDWAYは解散。木根にとっては重大な選択となり、苦楽を共にしたメンバーとの、つらい別れとなった。
小室の同級生だった小泉洋をブレインに楽曲制作をスタート。4月に小室の「1974」、木根の「パノラマジック」の2曲が完成。
小室と木根が作曲と演奏、小泉がサウンド作りと打ち込み、宇都宮が歌う、という4人(QUATRO)態勢が整う。
TBSラジオ主催の『フレッシュサウンド・コンテスト』に「1974」で出場。まずは6月の関東大会を突破。8月の全国大会では、審査を担当したレコード会社14社の満場一致でグランプリを獲得。
TM NETWORK
「1974」
作詞/作曲 小室哲哉
LIVE @中野サンプラザ(1983)
サポート:
山内薫(b)
阿部薫(dr)
小泉洋(k)
白田朗(k)
1984年4月21日エピック・ソニーからデビューを果たす。
しかし、TMの歩みは決して順調なものではなかった。デビュー前、最初に躓いたのは機材問題。PCやデジタル・シンセサイザーが黎明期だったため悪戦苦闘。
小泉は、"打ち込み"がやりたかったわけではなく、新しいことをせざるを得なかった、と言う。そこへプロの"慣例"という壁が立ちはだかった。
高価な最新機材は小泉がなんとか調達していったものの、当時のレコーディングの常識として、83年のタイミングで、音楽用コンピューターではない"PC同期レコーディング"は不可能な状況。
高額な使用料のスタジオで、小泉は一人、何も出来ない日もあったそう。
木根、小室、小泉、宇都宮
プロデューサー小坂洋二が見守るなか、小泉は自作の機材でPC同期レコーディングに初成功。〆切り期限ギリギリだった。古い世代のエンジニアの冷たい視線など、あまりのストレスで"10円ハゲ"が出来たという。
これらは、機材の急速な発達とメンバーの経験値の高さ、エピック・ソニーという新進気鋭の若いレコード会社だからこそ可能にした挑戦と成功だった。アナログからデジタルへの過渡期の中心にTM NETWORKがあった。
メンバー、スタッフ一丸となり、大きな期待と自信を持って迎えたデビュー。しかし、セールスは大コケ。成功までは、まだまだ長い道のり…
時を味方にした大いなる飛翔には、試行錯誤の連続と、様々な試練と葛藤。そして、再びつらい別れを経なければならなかった。
以下、TM NETWORK【1984-1994】の年代順の代表曲(LIVE映像は順不同)をYouTubeにある動画から厳選
しましたー
「パノラマジック」
作詞 麻生香太郎/作曲 木根尚登
LIVE @渋谷パルコ(1984)
小泉洋(pc, k)
「1974」
作詞/作曲 小室哲哉
LIVE @日本青年館(1985)
松本孝弘(g)
西村麻聡(b)
山田亘(dr)
小泉洋(pc, k)
白田朗(k)
1985
『CHILDHOOD'S END』
「FAIRE LA BISE」
作詞/作曲 小室哲哉
LIVE @よみうりランドEAST(1986)
松本孝弘(g)
西村麻聡(b)
山田亘(dr)
小泉洋(pc, k)
白田朗(k)
「8月の長い夜」
作詞 三浦徳子/作曲 小室哲哉
LIVE @よみうりランドEAST(1986)
『TWINKLE NIGHT』
「YOUR SONG」
作詞 小室哲哉/作曲 小室哲哉, 木根尚登
PV(1985)
北島健二(g)
小泉洋(pc)
1986
『GORILLA』
「SELF CONTROL」
作詞 小室みつ子/作曲 小室哲哉
PV(1987)
窪田晴男(g)
山木秀夫(dr)
「FOOL ON THE PLANET」
作詞 小室みつ子/作曲 木根尚登
LIVE @日本武道館(1987)
「GET WILD」
作詞 小室みつ子/作曲 小室哲哉
PV(1987)
窪田晴男(g)
山木秀夫(dr)
LIVE @日本武道館(1987)
松本孝弘(g)
日詰昭一郎(b)
山田亘(dr)
『HUMAN SYSTEM』
「HUMAN SYSTEM」
作詞 小室みつ子/作曲 小室哲哉
LIVE @代々木第一体育館(1988)
1988
『CAROL』
「JUST ONE VICTORY」
作詞/作曲 小室哲哉
PV(1989)
松本孝弘(g)
DAVID PALMER(dr)
STEVE SIDELNYK(per)
1989
『DRESS』
「GET WILD '89」
作詞 小室みつ子/作曲 小室哲哉
LIVE @横浜アリーナ&東京ベイNKホール
(1989)
松本孝弘(g)
阿部薫(dr)
「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」
作詞/作曲 小室哲哉
CM(1990)
WARREN CUCCURULLO(g)
1990
『RHYTHM RED』
「69/99」
作詞 坂元裕二/作曲 小室哲哉
LIVE @代々木第一体育館(1991)
1991
『EXPO』
「JUST LIKE PARADISE」
作詞/作曲 小室哲哉
LIVE @幕張メッセ(1991)&横浜アリーナ(1992)
1994
『LAST GROOVE』
「TIMEMACHINE」
作詞 小室哲哉/作曲 木根尚登
LIVE @東京ドーム(1994)
「NIGHTS OF THE KNIFE」
作詞 小室みつ子/作曲 小室哲哉
PV(1994)
葛城哲哉(g)
ご閲覧ありがとうございました。