AXCR2023 車いすの青木拓磨(TOYOTA)が14回目の参戦にして悲願の初優勝を達成!
8月13日から19日にかけ、タイ王国〜ラオス人民民主共和国で行われた第28回アジアクロスカントリーラリー(AXCR)にて、TOYOTA GAZOO RACING INDONESIAチームのフォーチュナーで出場していた日本の#105青木拓磨が総合優勝を飾りました。
青木は世界的に有名なGPライダーでしたが、1998年の練習中の事故で下半身が付随になり、あらゆる競技から遠ざかっていました。しかし2007年に四輪への転向とアジアクロスカントリーラリーへの参戦を発表。以来17年間、14回にわたって参戦し続けてきました。
今大会では3日目に総合首位に立つと、ラオスで行われた極悪路の後半戦でも危なげなく上位の走行を続け、総合優勝を飾りました。
🇯🇵青木拓磨(TOYOTA)
準優勝は同じ TOYOTA GAZOO RACING INDONESIAチーム からフォーチュナーで出場している#121 Tubagus Moerinsyahdi(インドネシア)。
🇮🇩Tubagus Moerinsyahdi(TOYOTA)
3位には昨年の覇者、三菱ラリーアートから新型トライトンで出場している #101 Chayapon Yotha(タイ)。
🇹🇭Chayapon Yotha(MITSUBISHI)
AXCR2023 総合結果
TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA
President Director 小原敏夫
「2017年から4回、トヨタ フォーチュナーでこのラリーにチャレンジして来ました。我々は開発者ですのでレースの結果にだけフォーカスした活動をしているわけではありません。ただ、皆で一所懸命に挑戦する中で、今回のようなサプライズが訪れたことに対しては、本当に嬉しいことだと感じています。この結果は、青木拓磨 選手や Tubagus 選手を始め、優秀なドライバーやコドライバーの活躍がもたらしてくれたことは言うまでもありませんが、インドネシア、タイ、日本という3か国のメカニックが集まってチームを支えてくれたことを本当に誇りに思っています。こういった活動を通じて、我々は今後もトヨタ車の魅力と強さをお客さまにお伝えして行きます。どうかこれからもご声援よろしくお願いいたします」
MITSUBISHI
Team MITSUBISHI RALLIART
増岡 浩 監督
「悔しさはありますが、3台を出場させ、全車をゴールまでしっかり導くことができたことを誇りに思っています。そして、新型トライトンの信頼性をみなさんに知っていただけるいい機会になったと考えています。このラリーへの参戦は2年目になりますが、我々はクルマ造りのためのいろんな基礎データを収集すること、そしてこのプロジェクトに関わるエンジニアを育てる、ということを大きな目標としています。そしてこうした厳しい条件の中で得たノウハウを量産車に活かし、世界の沢山のお客さまにお届けする、という意味で、こうしたラリー活動は我々にとって非常に大切なものだと考えています。来年はさらにチームを強化し、今回得られたノウハウでさらに磨きをかけて、優勝目指してがんばりたいと思います」
三菱 vs. トヨタ
ピックアップ・トラックは昔から南北アメリカで人気で、最近はアジア、オセアニア、中東などでもセールスを伸ばしているようです。
日本の市場は長年イマイチでしたが、近年は右肩上がりになってきていて、「トヨタ・ハイラックス」の独壇場状態。
そこへ満を持して、来春に「三菱トライトン」が日本上陸予定というビッグニュースが入ってきました。
すでに三菱自動車の世界セールスの20%までをしめているトライトン日本の仕様を見ると、ハイラックスと真っ向勝負を挑むのは明らか…
残念ながらAXCRでの2連覇は果たせませんでしたが、どこまで日本市場で三菱がトヨタの牙城を崩せるのか注目したいと思います
そして三菱といえば、昔は"世界一過酷なラリー"パリダカを制覇した王者(12勝)でした。撤退から、はや16年…
現在はパリダカでもトヨタが活躍し2連覇中。こちらも三菱が参戦復帰してトヨタ vs. 三菱の熱い闘いを見てみたいです
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🏜DAKAR 2024
第45回となるダカール・ラリー。TOYOTAに挑むのは、PRODRIVEとAUDIの強豪
TOYOTAのエース"砂漠の王"こと🇶🇦アルアティアがPRODRIVEへ移籍前回2位のWRC最多王者🇫🇷ローブとの必勝2トップ体制
AUDIは例年同様、ダカール最多勝🇫🇷ペテランセルとダカール&WRC両王者の🇪🇸サインツの大ベテラン、DTM王者🇸🇪エクストロームの3人が雪辱に燃える
TOYOTAピンチ
🏁Fin.
RC
TOYOTA GR Hilux
LC Racing PTG-2R