ごきげんようでございます、養腸®家・セラピストのmanoです。
以前のことです。
わたくしのスクールとは無関係の、
どこかで腸もみを学んだ方がいらっしゃいまして。
その方を仮にMさんといたします。
腸のことを学んでおりますから、
Mさんいろいろご存知のようです。
わたくしが教わりたいくらい^^
そんなMさん、わたくしに質問をされました。
「回盲弁が硬い人の原因ってなんでしょう?」
カイモーベン・・・。
へ~っ?
(・・?
あ、わたくしの名誉のために書きますが、
回盲弁は存じておりますのよ。
小腸のおしまい・回腸部と大腸のはじまりの間にところです。
このあたりは、大腸→小腸へのをふせぐために細くなっています。
画像はお借りしました<(_ _)>
拡大しましょね。
黄色い○で記した場所が回盲弁。
質問は「回盲弁が硬い人の原因・・・」
チョット待ッテクダサイ!
この場所がピンポイントで硬いのがわかるんですかね・・・。
だとしたら、すごいわ。
わたくしは、回盲弁が硬い と断言できるほど
お腹のことはわかりません。
(自慢することではないですネ)
お腹って、皮ふがあって、その下には脂肪がついていて
さらには種々の筋肉がございます。
場所によって、腹直筋、腹横筋、腹斜筋とか。
その奥に“腸さん”がいらっしゃいます。
皮ふや脂肪や筋肉が何層にも連なった、
その下にいらっしゃるんです。
(それでわかるってか?透視能力でもあるのかしら?)
おなかの右下が硬いな~、はわかります。
それが 回盲弁の硬さだ と言い切れるだけの
知識も経験も根拠も絶対的な自信も
わたくしは持ち合わせていません。
Mさん、なにを根拠にそうおっしゃったのかしらね。
それを聞けばよかった。
(どなたかの請け売りだったりして)
直視できないものをとらえて触るのです。
イメージするのはいいけれど、特定の場所について
「〇〇だ」と断言するのはいかがなものか、と思いました。
ヘタしたらと、医療行為として抵触しまっせ。
わたくしは、これからも、これまでどおり、
「右下が硬いねー」くらいでいきます。
あ、右下が硬い理由は、回盲弁に限らないですょ。
右下が硬い可能性として、
小腸部の終わりまたは大腸部の始まりにガスが溜まる硬さだったり、
背部の右の仙腸関節や腰椎5番に不具合があったり、
もしくは股関節の可動性の問題だって考えられます。
腸腰筋の過緊張や、小腸の腸間膜が凝っているとかね。
いろんな可能性がありますの。
どんなことも限定はできないのですよ。
なにしろ、腸そのものを直視するこはできないのですから。
断定的表現は控えた方がよろしいとわたくしは思うのです。
わたくしのスクールでは、断定的な言い方はいたしません。
可能性を追求する、選択しを考える ←こういうスタンスです。
この考えに納得できる方にとっては、
非常に 有益な講座・スクールである と言えます(ここだけは断定・笑)