9月に祖母が亡くなった話を、ようやく記事に書くことができた。
記録の為に、というのが主な理由なので祖父の時と同じくアメンバー限定記事としてあげることにした。
なんというか、色々あった。
一日に一食しか食べずひたすらベッドの上で過ごしていた時期は、確実に病んでいたと思うけれどどうすることもできなかった。
祖母が亡くなり、葬儀までのおよそ一週間はほとんど控えの間で過ごした。そうすると誰かしらにご飯を食べるよう促されるので自然と食事を摂るようになったのは結果的に良かったと思う。
栄養を摂るようになったら重たく感じていた身体も動かしやすくなった。
他者と久しぶりに関り、普段合わない人とも言葉を交わし、緊張感を持った状態で過ごしたこともプラスに働いたように思う。
それでも友人に会う勇気がわかなかった。
正直、誰かから連絡が来るのが怖かった。
誰にも会いたくない。怖い。
ちゃんと振る舞えるかわからない。
得体のしれない不安がどうにも拭えずにいた。
そんな状態だったのに、今月の頭には友人と久しぶりの再会を喜び合うことになった。
とても楽しかったし、気持ちが明るくなった。
会うことが決まってから体調にも変化があって本当にとても驚いた。
友人からの誘いを受けることができたのは、知人の影響が大きい。
過去に勤めたことがある職場の先輩で、時折連絡をくれるその方は、友人から連絡が来る数日前にも連絡をくれていた。
絶賛『誰にも会いたくない期』だったので、その時もLINEの通知に思わず身体が強張ってしまった。
もしや会おうというお誘いだろうか。
はたまたオンライン飲み会のお誘いだろうか。
冷や汗をかくような心地で通知を開いた。
”この間おすすめしてくれた映画見たよー!!”
身構えて覗いた私は拍子抜けしてしまった。
何かしらのお誘いでもなんでもなく、少し前に連絡をもらった時に聞かれておすすめした映画の感想だった。
その方はこれまでも絶妙な距離感で接してくれる方だった。
着かず、離れず というのだろうか。
聞き上手だし、気にかけてくれる。
ご飯に誘ってくれたり、お店に来てくれたり。
話したことをちゃんと拾ってくれるというか、私はその方のそういう対人スキルを尊敬するばかりなのだけれど、とにかくその何気ない連絡に酷くほっとしたのを覚えている。
お互い感想を言い合って、私は前回おすすめしたものとは違う毛色の映画をまた2作品程おすすめして、あっさりとやり取りは終了した。
その気軽な感じがとても安心した。
そんなやり取りから数日後、今度は友人から連絡がきた。
諸事情につき始めこそ戸惑ったものの、返事を返した。
何か誤解を生むような表現してないかな。
変な言葉使っていないかな。
友人に返信するだけなのに妙に不安だった。
こりゃ ダメだ。
何か察してくれたであろう友人のやさしさに甘えて、その日はお礼を言って終わった。(ところでこの友人は私が本調子でない時、高確率で察してくれる。エスパーなのかもしれない。)
けれどすぐに居心地の悪さを感じた。
少し前に環境が変わり、一人暮らしの友人はコロナ禍でどんなに寂しい思いをしているだろう。気軽に話して発散する相手はちゃんといるだろうか。大変だろうに、私のことを気遣って無理に誘わないでいてくれる優しい友人に、私は何てぬくもりのない対応をしてしまったのだろう。
躊躇う私の背中を押してくれたのは、先輩とのLINEだった。
あんな風に気軽でいいんだ。
先輩のふんわりとした空気感を思い出して少し息がしやすくなった。
今が好機なのかもしれない。
数時間おき(下手したら数十分おき)に気分の上がり下がりがあったりする最近の私、次の日になっても気持ちは変わらなかった。
少し深い呼吸をして、今度は私から連絡した。
逸る気持ちを抑えつつ、迷惑にならないような時間を考えて夕方に連絡することにした。
一歩踏み出したら、おっかなびっくりだけれど徐々にスムースに次ぐ足を踏み出せるようになった。
いくつかのやり取りを経て、電話でのおしゃべりを経て、
ついに直接会うことまで叶った。
正直待ち合わせの時間に近づくにつれ色々と心配になったりはしたけれど、予定を合わせてくれたもう一人の友人の姿を待ち合わせ場所で見つけたときに、そんな不安が全部吹っ飛んでいった。
会えたことが嬉しくて嬉しくて、ハグしてしまうくらいとにかく嬉しかった。私にしっぽが生えていたら全力で振っていたと思う。
楽しい時間 あったかい時間
沢山話したはずなのに全然話したりなくて、労働後の二人と違って体力に余裕のある私はテンションが上がりすぎてその日は3時間程しか眠れなかった。それでも全然疲れを感じなかった。
圧倒的充足感。
帰ってからも数日の間、満ち足りて前向きな気持ちでいられた。
その後この勢いに乗らんとばかりに求人や物件を調べて現実の世知辛さに落胆したのはまた別の話。
ともかく、明らかに良い方向に転じているように感じている。
波はあるから、浮けば沈むだろうけど、少しだけ勇気を貰えたことは確かだ。
例えるならか細い火が灯った感じ。
横からの風で吹き消されてしまいそうなくらい儚い灯だけど、ちゃんと守ってあげられればきっともっと大きくなっていく。
心の冬がいつ終わるのか、雪解けはくるのか。
過度に期待すると自分で灯を吹き消してしまいかねないので、許される限り穏やかに守っていけたらと思っている。
いつものごとく長々となってしまったけれど、
とりあえずの気持ちの変化を残しておきたかった。
灯が消えそうになったら読み返して、あの時の気持ちを思い出す切欠にするつもり。
問題がなくなったわけではないけれど、とりあえず、また一歩。