吉田拓の先行というのも薄っすら考えないわけではなかったが、それならそれで犬伏湧が捲るから問題なかろうと思っていたのだが、吉田拓の力を舐めすぎだった。
犬伏湧としても「後ろからでも自分が先制できる」といくらか楽観していたところがあったんじゃないかな。
だが実際には、犬伏湧も清水裕も古性優も道中仕掛けられず。
勝った嘉永泰こそは、先行の3番手という好位置と絶好の仕掛けのタイミングでなんとか先着したが、逃げた吉田拓は確定板からは僅差の5着に粘っていて、ちゃんと逃げても強かった。
嘉永泰に関しては、勝ち上がりのレースでさほどインパクトを感じられず、正直なところまったくのノーマークだった。
この結果で3連単1万5100円って、みんな車券が巧いなあ。
関心するわ。
私なんて、決勝前の第11R、せっかく菊池岳のアタマを予想しておきながら、2着の新山響を買えずに外しているんだから、自分の車券下手が嫌になる。
次回グレードレースは10月31日からのナイター開催となるGⅢ四日市記念。
SS班は5名が出走予定とされているが、寛仁親王牌で落車後に途中欠場となった松浦悠がどうなるかは不明。
同じく寛仁親王牌で決勝3着とはなったが絶頂時と比べるとまったく物足りないデキだった古性優、決勝でそれなりに人気を背負いながら見せ場なく敗れた犬伏湧の巻き返しはあるのか。
晴れてタイトルホルダーとなった嘉永泰がどんなレースを見せるのかなど見どころは多い。
やはり寛仁親王牌において、随所で好脚をみせて3勝を挙げた山口拳は上位相手でも人気になりそう。
注目は四日市がホームバンクの谷口遼。
GⅠ前のFⅠ戦ではどうにもデキ悪だったが、寛仁親王牌の後半2日はかなり復調の様子。
これが地元記念に合わせて仕上げてきた結果だったとすれば、練習で追い込んでいたであろう10月FⅠ戦の不出来も納得で、その成果を地元開催で披露するようであれば上位進出まで期待できる。
下位の穴目としては栃木の古川尚と熊本の中村圭。
近走は随所で鋭脚を見せていて、直線長めの四日市バンクとは相性良さそうだ。
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