一昨日、街中を歩いていて急に思い立ち、蒙古タンメン中本へ入店。

 北極を頼んでみた。

 

 激辛に特別な愛着はなく、むしろ避けてきた人生なのだが、もう1年ぐらい前? 

 定番の蒙古タンメンをふつうに食することができて、「じゃあ北極も行けるんじゃね?」との思いがあった。

 

 いわゆる激辛に一度も挑戦することなく人生を終えるのもどうかという思いもあった。

 カップ麺版の北極も食べたことがないのはむしろ常識に乏しいレベルなんじゃないか。

 ちょこっとだけ懐に余裕があったので、食えなきゃ残して店を出てもいいし……。

 

 てなわけで入店すると、特にトッピングをすることもなく、北極単品を券売機で注文。

 最初、ふつうのラーメンと同じようにすすったらムセて咳が止まらなくなったので、いったん落ち着いてからすすらずに噛むようにして食べるようにしたら咳き込まなくなった。

 

 それで食べ進めてみると、たしかに辛いのは辛いが、食べられないほどではない。

 麺に関しては「うまい」とすら感じた。

 逆にヤバかったは肉で、辛味がしっかりしみ込んでいて、噛むと口内が痛くなる。

 

 ただ、よく「辛味の奥に旨味が」なんて話を耳にしていたが、その深みっていうのは単に味噌のあじなんじゃないのかい?

 たっぷりの甘目の味噌の上から唐辛子やらラー油やらを山ほどぶっかけたのが北極の正体と見たのだが、果たしていかに?

 

 スープまでは飲めなかったが、とにかく麺と具材を食べ切って、店を出ると、急に便意をもよおした。

 近所のパチ屋のトイレに駆け込むと、明らかに北極の影響だろう。

 びろうな話で申し訳ないがビチビチの下痢だった。

 

 その後、喫煙所でタバコに火をつけると、なんだか重い風邪をひいた時のようなめまいと倦怠感に包まれた。

 たまたま前日にパチ屋の余り玉で取っていた普段吸うよりもキツめのタバコだったのでそっちのせいかもしれないが、私の実感としては「ニコチンとカプサイシンを同時に大量接種すると、ヤバい」というもの。

 

 翌朝の排便が怖かったのだが、肛門のほうはヒリヒリする程度で済んだ。

 

 結論

 北極は食えないことはないが、無理して食うほどでもない。

 

 

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