働き盛りとされる30代40代を経て、齢50を超えれば、その人の人生そのものが面構えにくっきりと表れる。

 

 しっかりとした人生を送ってきた人はハゲでも似合ってくるし恰好いい。デブも貫禄と受け取られる。若い頃には不細工と言われた人だって「味のある顔」になっているものだ。

 

 逆もまたしかりで、若いうちにはイケメンで通っていた人でも、ぼんやりと生きてきたならそれが顔に表れる。

 外見だけでなく、ちょっとしたふるまいや言葉の端々からも、その人の品格や頭の良さなどは見て取れる。

 

 不細工に映ったり、下品に感じたり、バカだと思ったならば、それが正解なのだ。

 容姿差別でもなんでもない。

 

 終始にこやかに過ごしてきた人は笑顔がベースになってくるし、いじけたことばかりを思いこすっからいことばかりやってきた人間は醜く歪んだ顔になる。

 

 相手の顔が気に食わないと感じたならば、それはその相手と自分の生き方や思想が根本的に違っているのだ。

 相手のほうが正しいのかもしれないが、それはともかくとして、そいつと自分のそりが合わないことは確かだ。

 

 もちろん石破茂の「いじけ面」や岩屋毅の「びっくり面」を思いながら書いている。なんや、あのまつ毛。

 

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