過去にこのブログで絶賛したことのある自民党議員は以下の3人。
小野寺五典
菅義偉
小野田紀美
自民保守派から評判の高い高市早苗や杉田水脈については、好感を示したことはあっても絶賛したことはなかったように思う。
安倍晋三についてはもちろん高く評価はしているが、是々非々なところもあったので、いわゆる安倍信者と言われるような人に比べれば、信心は足りないんじゃないかなあ。
小野寺五典への評価は第二次安倍内閣における防衛大臣としてのもの。いかつい顔つきとは似つかわしくない物静かな口調で、しかしながらはっきりとした物言いをする態度を非常に好もしく感じていた。
菅義偉も、安倍内閣の官房長官としてはもちろんだが、何かと批判のある総理時代についても、安倍後継としてしっかり仕事をやり遂げたと思っている。新型コロナワクチン推奨は個人的には同意しかねるが、あの時期の選択としてはやむを得なかったところはあり、それを強権発動で推し進めたあたりには政治家としての高い能力を感じていた。ウポポイ事業推進は引っ掛かるが、これについてはどの程度まで菅の意向が絡んでいるのかわからないので、判断保留。
ただし小野寺も菅も、安倍亡き後においては正直なところよく思っていない。岸田→石破を暴走させているのだから、他の議員たちと同じ穴のムジナ。石破内閣で閣僚を務める小野寺はなおさらだ。
それでも何か石破にストップをかけてくれるんじゃないかと淡い期待はしていたのだが、少なくとも表面的にそういった様子は見受けられない。
その意味でいうと、次期総裁候補として保守派から待望される高市早苗も同じで、私個人としてはほとんど期待していない。
岸田や石破の政策に対して、それなりに反意を示したりはしているけれど、それを押し止めるために閣僚経験者として党内で何をやったのか。
自分の範囲の仕事については誠意をもって忠実に行っていたのかもしれないが、内閣の暴走に対してなんら影響力を持たなかった(持てなかった?)のは厳然たる事実だ。
だから、仮に石破退陣から高市政権となったとしても、その時点で私がもろ手を挙げて応援に回ることはないだろう。
総理総裁としての仕事ぶりを見てからの判断になる。
だが岸田・石破政権下でのふるまいを見る限りにおいて、何かドラスティックな改革というか原点回帰? そういったことができるような気がしない。
結局党内のバランスを取るので精一杯なんじゃないかな。
「小野田紀美総理誕生!」ぐらいまで振り切れば、これはさすがに見方が変わる。
石破を暴走させてきたということでは小野田も同じなのだが、まだ新米で、石破を止めようにも現実に党内でやれることがないというのはあっただろうし。
言いたいことはきっとたくさんあるだろうに、Xでは選挙区に関わることや自分の趣味の話にとどめているあたり、逆に「今は我慢の時」と力を溜めているのではないかと、かなり贔屓目な見方をしているのだが、さてどんなものなのか。
ともかく、そこまでやらなきゃ本質的に自民が復活することはないんじゃないか、とも思うのだが、きっとそうはならないんだろうなあ。
※競輪は当てるでぇ~
