ジークアクス最終回、おもろかったよ。
シュウジ、ララア、シャア、シャリアブル、マチュ、ニャアンのうちの2~3人ぐらい死なないことには話が収まらないんじゃないか? (なぜかエグザベだけは死なないと思っていた、というか「じつはジークアクス世界のアムロでした」とかなんとかいって、最後に全部持っていくんじゃないか、なんて思っていたのだが)
あるいは宇宙そのものが消滅するような超バッドエンドになるんじゃないか?
などと想像していたのだが、さにあらず。
考え得るなかでは最大限のハッピーエンドだったんじゃないか。
いいと思うよ。
まあシュウジとシャロンの薔薇に搭乗していたララアは元世界に戻ったとなると、ジークアクス世界においては死んだも同然とは言えるのかもしれないが。
前半、シャア&ララアvsアムロ&セイラのファーストガンダムのときの戦い模様が再現されていて、「ちょっと冗長じゃないか?」 「30分番組でこんなに過去映像で時間を食って大丈夫なのか?」と思い始めた直後のシャア戦死&ララア「ギャア!」も、しっかりフリを利かせていたことが奏功して、かなりのインパクトだった。
このときにララアが乗っていたエルメスは、シャロンの薔薇とはサイズが違っていたので、ジークアクス世界にやってきたのはまた別のララアなのか? そこはなんか辻褄が合わないようにも感じた。
シャリアブルとシャアが「ジークアクス」ではなく「ガンダムクアックス」と呼んでいたことに何か意味があるのかと思ったが、そこもよくわからなかった。
最初のゼクノヴァで姿を消した後のシャアは何をしてたんだとか、最初にシャアとシュウジが会ったのはゼクノヴァの前なのか、だとしたらどんな出会いだったのかなど「?」なところもいくつかあった。
ラストシューテイングの場面はもうちょっとだけ、3秒ぐらいでもいいので間を取って欲しかったかも、と不足感もなかったわけではない。
だけど、そんなことはもうどーでもいいんだ。
目で追えないほどの超速バトルが繰り広げらる様子は美麗だったし、大団円に向けてそれぞれ登場人物が語り合う様子も麗しかったし、私としては全体を俯瞰で眺めておもしろかったんだから、それでいいじゃん。
ガンダム巨大化だけは「えっ?」と引いちゃったんだけど、あれは何か元ネタがあるのだろうか?
ファースト以外を見ていない私が思い浮かべたのは、最後にガンダムが首を落とされたことも併せて、もののけ姫のシシ神だったのだが(巨大化→首切りの順は逆だが)、たぶんもっと別のモチーフがあるのだろう。
ともかく、作り手の「絶対おもろいものを作るんだ」「びっくりさせたるで!(里見まさと風に)」といった思いがギュッと詰め込まれていたのは、ファースト以外の元ネタを知らずともしっかりと感じられて、なによりもその点が良かった。
たぶん、シリーズを通して、もう一回見直すことになるんだろうなあ。
おもろかったです。