夢車券とか言ってはいたが、内心では「当たるんじゃないか」との下心も当然あったわけで、ハズレて悔しいことに違いはない。

 

 しかし取鳥雄はなんで犬伏湧を突っ張らずに下げたんだろうか。

 打鐘カマシでいったん出切ることはできたけど、脚を使わされるわ、しかも犬伏湧には3番手に入られるわで、結果、離れた8着では作戦ミスだったとしか言いようがない。

 

 本命に挙げた柏野智はあの展開になった時点で無理ぽかったんだけど、取鳥雄が仕掛けた際に身体が合った清水裕に競り勝って、いったんは3番手まで巻き返したのだから、結果は7着とはいえ柏野智なりに相当調子は良かったんだろう。

 

 前団のもつれを鮮やかに捲り切って優勝を果たした吉田拓は、負傷欠場の影響は感じられず。

 今後しばらくFⅠ戦が続くようだが、無双しそうで正直ちょっと邪魔かもw。

 

 清水裕は準決まで着をまとめていたが、決勝の走りっぷりからすると、まだ復調にはなさそう。

 2着の山田庸はたまたま吉田拓の後ろにはまったような印象で、この一戦だけで好不調は判断できない。

 

 

 次回グレードレースは13日からの記念じゃないGⅢ。

 昼は大垣、夜は四日市という近場でのダブルヘッダー。

 両方現地参戦するつわものもいるんだろうか?

 

 大垣のほうは出場選手の1/3ぐらいは好調気配で、どこから狙っていいのか迷っちゃうレベル。

 誰をというよりも、全レースで「筋違いの中穴以上」を狙っていってもいいんじゃないかな。

 

 四日市のほうは超久々の出走を予定している大塚健の走りは見物ではあるが、いきなり結果を出せるのかはかなり疑問。

 

 

 他の注目選手としては、まず埼玉の加藤将。前走の宇都宮FⅠで、それまでの「とりあえずホームで前に出て、先行できるかどうか」という単調なレースとは一味違う、イン粘りやら中団からの捲りやらを見せていて、ここでどんなレースをするのかは気になるところ。

 

 同じく埼玉の安倍大は自在戦からの仕掛けが板に付いてきた印象で、穴で狙ってみたい一人。

 広島の黒瀬浩はシンプルに強い。格はS2班だがS1班中位ぐらいの力量はありそう。

 玉野では着以上に動きが良かった岡山の畝木聖にも一発がありそう。

 大ベテラン福岡の那須久はS級復帰後毎場所で入着していて、長い直線を活かした穴の差し目に期待したい。

 

 あと四日市の一番の狙いとなりそうなのが、前走が絶不調だった諸橋愛「ハズシ」だ。

 

 

※記念が終わっても競輪は続く