このところ毎日のXのタイムラインがおもしろくてしょうがない。

 トランプ大統領とその政権メンバーたちの動向だ。

 

 現在進められているさまざまな改革や政策が、本当に正しいのかどうかは半年なり1年なりが過ぎないことにはわからない。

 ただ、毎日のそうした動きは、きっとアメリカの国民たちの多くも「新たななにかが生まれるんじゃないか」とワクワクしているんじゃないだろうか。

 

 一方、日本をみると103万円の壁がどうのこうの。

 もちろん大事なことよ?

 だけどそれがトップニュースって、どうにもみみっちくて、大胆な変革が進むアメリカのニュースを見たあとだと「どーでもええわ」としか思えない。

 

 トランプばりの改革者として、れいわ新選組支持者たちはさかんに山本太郎や、こないだ国会で質問に立ったヤツ(名前は覚えてない)を盛り立てている。

 

 彼らの言っていること、とりあえず消費税に関する内容などはまあ「おっしゃるとおり」と感じなくもない。

 たださあ、言うだけなら学者先生と代わらないのよ。

 

 じゃあ山本太郎がこれまでどんな政治をしてきたかというと、法務委員会で暴力をふるっただとか、本会議での牛歩とか、お気持ち表明のアジテーションとか……。

 まさにパフォーマンスとしか言えないようなことしかやっていなくて、実効力のあったものはといえば山本太郎が参院だか衆院だかどっちかを辞してその議席をれいわの所属議員に渡し、自分は別で出馬してれいわ自体の議席を増やすという姑息な選挙戦術ぐらいではないか。

 

 東日本大震災後の原発事故にまつわる福島への暴言は、まああのときは国民全体がパニック状態だったのだから、山本太郎がそれらと同じようになったとしても、そこは大目に見よう。

 ところで小沢一郎と組んでいたのはどうなった?

 なにかけじめはつけたんだっけ?

 そのあたりはしっかり追っていないのでよくわからないのだが、ともかく半端ものの印象しか持てないのだよ。

 

 消費税についてもなにか本でも読んだのか、だれかに知恵を授けられたのか、そこはわからないのだけれども、ちらっと聞いた感じだどどうにも「実」が感じられない。

 

 それでいてやたら熱気を演出することには長けているから、あんなものにも扇動される人間はいるのだろうが、ヒトラーじゃないけれども、もしも山本太郎が支持者が増えて政権にかかわるぐらいのことがあれば、「待ってました」とばかりにコロっと豹変するんじゃないの?