準決勝第12Rに出走した石原颯と伊藤颯は、おそらく現役選手でベスト30ぐらいには入る強豪だろうと考えているのだが、その2人が手も足も出ないってんだから、今の郡司浩は呆れるほど強く好調だ。

 

 決勝メンバーが決まった時点では、郡司浩の後ろを成田和か坂本健のどちらかが競りに行くかと思っていたのだが、とりあえずそれはないらしい。

 そうであれば、いよいよ紛れは少なくなりそう。

 

 四国勢がどんな作戦で挑んだとしても、郡司浩があっさり勝ち切ると見た。

 アタマは鉄板。

 後ろにつける松谷秀も昨年後半あたりから好調が続いているようで、競りがないならあっさり付け切るのではないか。

 

 四国勢は、純地元の香川雄に優勝の目があるようにと考えるならば、やはり二段駆けになるんじゃないか。

 犬伏湧は強いけれど、レース運びはさほど上手くない。

 この並びで、しかも別地区の坂本健までが4番手を固めるとなれば、前を取ってのツッパリ先行。ブン駆ける一手で、そうなると犬伏湧の残り目はなさそう。

 

 島川将については、昨年後半、明らかに格下を相手にしながら見所なく負けるレースが何度かあって、それ以降は「なんかよくわからないから、しばらく島川将の出るレースは買うのを止めよう」と思っていたのだが、今回はダメな島川将ではなく、いい島川将のようには見える。

 

 とはいえやっぱりアタマで買うほどの信頼は置けない。

 郡司浩が相手ならなおさらだ。

 郡司浩に外から捲られてしまえば、自力屋のサガとしてそこで力が抜けちゃったりもするんじゃないか。

 

 そこそこ人気にはなるのならば敢えて狙いを下げ、四国勢では純地元の香川雄を最上位に取ってみたい。

 

 3つ目のラインとなった田中大。

 あくまでもFⅠレベルではあるがこのところ調子を上げている様子で、もともとは仕掛けの遅いイメージだったが、今開催はなかなかの積極性も見せている。

 単騎なら捲り追い込みでの連下に買ってみたいと思っていたが、ベテラン大物の成田和が付いて、しかも自身初の記念決勝となれば、一発狙いの競走ともいくまい。

 犬伏湧や郡司浩に挑みかけて成田和と共倒れに終わると見た。

 

 もろもろ考えた結果の予想は↓こちら。

 

高松記念 決勝予想

3連単

郡司浩→松谷秀→福田知

郡司浩→松谷秀、香川雄→松谷秀、香川雄、島川将、坂本健