ふつうの話をしてくる人が苦手だ。

 たとえばなんだろう。

 私の実体験でいうと、その仕事をやっている人間なら誰もが知っているようなことを、「そういうやり方をするんですよね」みたいなことを、まるで諭すように言ってきたりとか。

 

 その人は決して悪気があってのことではなく、あくまでもフレンドリーに会話の糸口をつくろうとしているつもりなんだろうということは、その笑顔からもくみ取れるのだが、私はというと「そうですかあ」と返しながらも内心では「うるせえ!」と罵っていたりする。

「わからないことがあればコッチから質問するから黙っとけ!」と。

 

 なんか例えがまだるっこしいが、なんだろうなあ。

 

 なんでそんな、あたりまえのことを言ってくるの?っていう話でね。

 最近になって、周囲にそういう人々が複数現れて、来歴もよく知らない人からそんなふうに話しかけられるのが本当に嫌い。

 あいさつ代わりの無駄会話。

 

 興味はなくともまだ自己紹介でもしてもらったほうがマシだ。

 少なくとも私の知らない話題ではあるので。

「チラシの裏にでも書いてろ」と言いたくなるような自分語りのほうが、あたりまえの話をされるよりもよほどいい。

 

 

 なんで年寄りたちがみんな天気の話をするのかがようやくわかった。

 天気というのはみんなが同じ瞬間に体験していることだから、とりあえずの共感を持てるからなんだな。

 

 反応に困るようなあたりまえの話をされるよりも、「今朝は寒いですね」と言われるほうが、こっちも実感を伴って「そうですねえ」と答えることができる。

 

 別にこっちもとりたてて天気の話がしたいわけじゃないが、まだ聞くに堪えるというのかなあ。

 

 なんだかとりとめのない話ですまんね。

 

 

※競輪・佐世保記念は準決勝。競輪予想noteもよろしくお願いします。

競輪 厳選“穴”予想 2024・12・21 佐世保記念準決勝ほか|hayakawa