荒井崇が古性優に捌かれた時点で私の車券はなくなってしまったのだが、それでも本命に挙げた北都留翼が4コーナーを先頭で回ってきた時にはちょこっと感動してしまった。

 

 単騎捲りでは当然残れなかったのだが、自力発進した時の出脚はなかなか良かったし、次走の岐阜記念でも活躍が見込めそう。

 まあ本命になった時にもあっさり敗れるのが北都留翼だったりもするのだが。

 

 荒井崇が捌かれずに付けきれていればあるいは、と思わなくもないのだが、それができるかできないかが超一流とふつうの一流の違いなのだからどうしようもない。

 

 共同通信社杯決勝の結果については、冷静になって後から考えれば、九州と南関が前に行きたがっていることは明白だったのだから、そこがやり合えば、そりゃあ眞杉匠と古性優が来ちゃうよなあ、っていう。

 至極真っ当な結果で3連単7千円台はおいしい車券だ。

 私は郡司浩があそこまで積極策に出るとは思っていなかったもので……。

 

 あれを買えるのが「巧い車券師」ということなんだろう。

 私はどうも夢見がちというか、自分のアタマのなかで考えた展開ばかりを追い掛けてしまいがちで、そこが弱みなんだろうなあ。

 

 

 次回グレードレースは9月21日からの岐阜記念。

 

 出場予定選手の全体をみると、地元地区だけに中部勢の層の厚さが目に付くところ。

 相変わらず成績の波が大きい山口拳はどうなんだろう。地元とはいえ手を出し難い選手ではある。

 共同通信社杯で番手戦が多かった深谷知もどんなレースを見せるのか、こちらも様子をうかがいつつということになりそう。

 

 同じく共同通信杯で結果を出した熊本の伊藤旭は、レーススタイル的にここでも活躍しそうで優勝候補の一角。

 

 下位で狙いたいのは、たぶんみなさんが思っているよりも強くなってきている東京の武田亮で、大物食いに期待したい。

 

 

※競輪予想note、毎日更新しています。

競輪 特選“穴”予想 2024・9・17|hayakawa (note.com)