石塚輪が思っていた以上に強かった。

 本命の一角に挙げた新山響がもう1車ぶん前に出ることができたなら展開はガラっと変わったハズだが、まさか先行争いで引かされるとはなあ……。

 

 新山響が出切れなかった時点で私の車券はおしまい。

 他に本命として挙げていた古性優と吉田拓がワンツー、事前の展望で「有力選手」としていた菅田壱が3着なんだから、たとえば古性優をもっと重視していたならば決して買えなかった車券ではなかっただろう。

 

 決勝直前の古性優のインタビューが妙に弱気だったことや、準決の2着という結果に目くらましをされてしまった。

 準決だって直線の伸び自体は良かったんだから、初日、2日目の古性優の豪脚ぶりをもっと信頼すべきだった。

 無念だ。

 

 決勝以外だと、展望記事で有力選手として挙げた室井蓮8・9・8・1は案外だったなあ。もっとやれると思っていたのだが。疲れもあったのだろうか?

 原井博の5・7・2・7も物足りなかったが、相手が強かったり番手が悪かったりもしたので、引き続き期待を持って見ていきたい。

 

 

 次回グレードレースは9月5日~8日の向日町記念。

 

 有力どころとされる脇本雄や北井佑、清水裕、佐藤慎などは、みんな揃ってこのところの調子がイマイチ不安定な選手たち。

 実力実績どおりにキチンと勝っていくのか、思わぬ伏兵にやられちゃうのか。

 車券的にはなかなかおもろそう。

 

 下位クラスには、開催通して狙いたいような穴選手は見当たらないかなあ。

 畑段嵐とか、一時期の不調を脱した感はあるけれど、もともと人気しがちな選手だし。

 

 下位だと既に人気になるだろう緒方将が、上位相手でも通じるのかどうかというのが一つの見所にはなりそう。