いやあ~、まったく読めてなかったわ。
近畿が前を取って、新山響の上昇に合わせるような動きを見せた瞬間は「ヨシ!」だったんだが、窓場千が引いて新山響を前に出したことで「?」。
じゃあ早めの巻き返しかと思いきや、じっくり構えたことで、さらに「?」。
本命に挙げた松井宏は最後、結構いい脚で捲り上がっていただけに、近畿が突っ張ったりしてくれていたならと残念に思う気持ちもあるにはあるが、窓場千はふつうに捲って出て近畿ワンツーを実現したんだから、こっちとしては文句のつけようもない。
新山響の先行であれば、あの仕掛けで足りるというのが古性優の判断なのか、窓場千の判断なのかは不明だが、しっかり結果を出したのだから、結局は近畿勢の状況判断が優れていて、私にはそれが読めていなかったということ。
たぶん松井宏や眞杉匠も、まったくあの展開を読めていなかったようにも見えたし、素人の私が読めないのは仕方がない。
近畿勢が展開読みも実力も1枚上手だった。
窓場千、けっこう佐藤慎に当たられてるのにきっちり2着は立派よなあ。
準決に続いて窓場千=古性優でもういっちょを狙っていたら……と思ったけれど、その場合でも3着の新山響は絶対に買えていないのでダメだな。
今回決勝で上位となった窓場千、新山響、松井宏が今後SS班の連中とどのような絡みをみせることになるのか、おもしろくも悩ましい結果のオールスター戦となった。
次回グレードレースは小田原記念。
小田原競輪場廃止の話が出たのってもう5年ぐらい前だっけ? いつまで記念やってるんだと不思議ではあるのだが、やってくれるならありがたく参加させていただきますよ。
後半戦に向けての注目は北井佑。オールスターはどうもパッとしなかったが、さて地元地区でどんなレースを見せるのか。
オールスターで本命視した松井宏も参戦か。その実力は超一流クラスなのかどうなのか、ここはひとつの試金石となりそう。
やはりオールスターでは着以上に活気ある動きを見せていた福岡の後藤大は、上位相手に一泡吹かせる場面も。
下位で狙ってみたいのは千葉の近藤隆で、最悪の状況からは脱したように感じられる。しぶとい地脚での上位進出に期待。
このところ捲り追い込みで数字をまとめている茨城の小畑勝、やはり数字がよくなっている愛知の山内卓は穴で一考も。