あーそうですか。稲川翔、離れちゃうんだ。

 

 でも私は予想のなかで選択肢にも挙げていたように「見」だったのでフトコロに痛みはなし(決勝に限ってはね)。

 実質、的中と言ってもよかろう(負け惜しみ)。

 

 モロ筋からズレるとしたら一番ありそうな山田庸の絡みだし、どうせ配当もたいしたことないんでしょ? と思って結果を見ると3連単で3千円台かぁ……。

 

 大本線のラインに山田庸を組み込んで「脇本雄→稲川翔、東口善、山田庸→稲川翔、東口善、山田庸」の6点。

 モロ筋で決まった時の大トリガミを覚悟したなら、全然買える車券だよなあ。

 

 うーむ……。ひょっとして失敗した?

 

 私としては新山響が打鐘前から叩きにきたのが大誤算で、これも予想の時点で記したことだが、ホントに決勝の新山響ってよくわからない。

 あれじゃあ万が一にも自分の勝ち目はなかろうに。

 「準決で頑張って後続を捌いてくれた竹内智さんのために」ってことだったのかなあ?

 

 もっとも、そういうことがあったとしても脇本雄が後ろを引き連れてあっさり捲ると見ていたのだから、私の読みが甘かったことには違いない。

 やはりグレードレース決勝ともなるとみんなそれぞれ必死になるから、モロ筋の大本命なんてのはなかなか簡単に決まらないんだなあ、というのが今回一番の教訓か。

 

 開催全体では、事前の展望で記したように、とても買えないバカみたいな大穴がまあまあのレースで現れて、これはやはり自力型の多いメンバー構成によるところが大きかったのだろう。

 9車立ての細切れ戦だと、有力どころが潰し合いをするなかで、ふだんならノーマークでOKの格下自力選手が展開の妙で道中脚を余し、最後の最後に即席の追い込み型に転じて突っ込んでくる。

 そういう穴があるんだなあ、というのは新たな発見だった。

 

 準決で負けた眞杉匠に関しては、最終日、後ろの木暮安をめちゃ気遣いながら逃げ切ったように、力量的には問題なし。準決の敗戦は相手を甘く見過ぎた結果にすぎず、むしろ今後に反省が活かされることにもなりそうだ。

 

 

 次回グレードレースはもう明日に初日を迎えるナイターの別府記念。

 

 SS班は山口拳古性優松浦悠と、どれも買いどころの難しそうな、逆にいえば予想のしがいがある選手たち。

 みんな次のオールスターが最大の目標になるだろうし、そうすると位置取りよりも自力発揮にこだわったりして、思わぬところで取りこぼして穴を提供してくれるかも?
 

 注目しているのは前回松戸サマナイでビュンビュンと鋭い差し足を見せていた地元の小岩大

 福井とはうってかわって本格先行型が少なく、上位はどちらかというと自在タイプが多いので、組み合わせ次第では大きな結果を残すかもしれん。

 

 下位の注目は、大阪に移籍してから差し脚のキレに進境が感じられる清水一(もう人気になるのかな?)。

 S級復帰後は地味ながらもいい伸び脚を見せている愛媛の栗田貴

 以前から注目選手として挙げている大分の大西貴も、地元での一発に期待したい。