レース結果が出た瞬間は、「調子イマイチの平原康を買ったのが失敗だったか」と思ったのだが、改めてレースを見返すと、松本貴が強かったね。

 

 前を任せた久田裕が行き切れなかったのに、そこからまず平原康を内に抑え込み、さらには阪本和の抵抗もしのいで、そこから番手捲りの岩谷拓をかわしてアタマまで伸びるなんて、なかなかできることじゃない。

 

 岩谷拓とともに本命に選んだ平原康が内を衝いて伸びなくて「あーあ」と思ったんだけど、それも松本貴が阪本和を押さえ込んだ結果だったんだよなあ。

 

 今は松本貴の自力の番組が多いけれど、この先、番手を回る番組が増えるようになれば、どんどん大きなところを勝つようになるんじゃないかな。

 外れた悔しさよりも、松本貴の強さに驚かされたレースだった。

 

 次回グレードレースは明日から開催の福井記念。

 

 ざっと出場予定選手を見たのだが、自力型が多すぎないか?

 SS班は3人とも自力だし、下位も含めて6割ぐらいが自力選手じゃないか?

 

 こういう構成だと、思わぬ追い込み型が穴を出しそうな気もするが、そこはあくまでも相手次第。

 基本的には「眞杉匠vs脇本雄vs新山響」を始めとして、それぞれ自力型選手たちの力関係を見ることに徹するべき開催のような気はしますね。

 

 松戸サマナイに続いてここも勝つようだと、後半戦は眞杉匠の天下になるかもしれない。

 そういう意味でも楽しみな開催だが、車券的には「実績通りのガチガチor予想もできない大穴」みたいな、極端な結果が続出するような気がしますねえ。