たとえば、ひまそらあかねのグルメ談義はまったく私には刺さらない。

 「稼ぎと感覚が私とは違うな」ってだけだ(美味しんぼに直撃されてグルメに傾倒する気持ちはわからぬでもないが)。

 

 彼がベスト漫画に挙げる『ハンター×ハンター』もほんのさわりのところしか読んだことがない。

 

 ジャニーズ関連の話題については「ちょっと部分的にしか見ていないんじゃないかな」と思ったりもする。

 それこそ35年前の北公次の告発の頃から性加害の話自体は耳にしてきたため、私としては単にコンテンツ潰しだけではない、人間の複雑な感情が絡む話だと思っているので。

 

 

 彼の著書である『ネトゲ戦記』も読んでいないし、そもそもの話、今現在は千葉県民になってしまったので東京都知事選の投票権も有しない。

 

 それでもこのところ、ひまそらあかね支持を表明してきたのは、とんでもなく痛快なエンタメを展開する様子を、リアルタイムで発信してきたことへの評価によるのものだ。

 

 ここ数日、都知事選絡みのポスター問題が持ち上がっているが、そんなものやつばさの党とかの話題など、ひまそらあかねの出馬に比べればカスや!

 エンターテインメントとはとても呼べない、自己満足や自分の損得の話に過ぎない。

 

 ひまそらあかねはちょっと性格破綻気味には見えるものの、通すべき筋を通し、強大な敵を相手にそれを貫き通そうとしている。小説や映画の主人公としたときには「ちょっと狙い過ぎていて引く」レベルだろう。

 そんな人物がリアル世界に存在しているのなら、そんな彼のストーリーの結末を絶対に見届けたいし、それはスカッと痛快な大団円であってほしい。

 

 これは願いというよりは祈りだ。