桂ざこば襲名後、ウィークエンダーでワチャワチャやってた桂朝丸のイメージしかなかったのだが、その落語を聴いたらすんごく良くってねえ。
カセットテープの音源で、ネタはたしか「天災」と「反対俥」だったかな。
上手いとかヘタとかそんなんじゃなく、噺に人柄がにじみ出ているような味があって、そこにしゃべりの勢いが加われば、もう笑わずにはいられないというね。
個人的には、噺家歴代ベスト5となると微妙かもだが、どうなんだろ。
古今亭志ん生、立川談志、三遊亭小遊三はどうしても外せなくって、あとは古今亭志ん朝に柳家小三治、その他もろもろの名人たち。
それらと比べた時に、ざこばは聴いた噺が少ないこともあってどうにも優劣はつけがたいのだが、それでもベスト10ということだと確実に入ってくる。
ああでも、立川談志や古今亭志ん朝は、聴くときに構えちゃうところもあるし、気楽に聴けるということだと古今亭志ん生に次ぐ歴代2位まであるかも。
今は亡くなったばかりということでいくらか思い出補正が入っているところもあるのだろうが。
そうですか、亡くなりましたか。
そこはかとなく、さみしいなあ。
改めてウィキペディアを見てみたら、この何年かは闘病生活だったみたいで。
ああいう元気のいいおっちゃんが、元気なままテレビなどにも出続けていれば、社会の空気もずいぶんと変わったのではなかったかなあ。
それぐらいのパワーのある噺家さんだった。
上方ということもあって、生の高座に接したことがないんだよなあ。
たまに東京での高座もあったけど、用があったりカネがなかったりで。
改めて聴きたいなと思ったのだが、YouTubeで桂ざこばと検索しても、訃報を伝える動画ばかりできちんと古典落語を語っている映像が見つからない。
落語の鉄ビン 挑戦者・笑福亭鶴光 【後編】 tmp - YouTube
4:30過ぎから、これは古典落語ではなく三題噺だけど、古典をやってもこんな感じだったように記憶している。
しっかし、クッソおもろいなぁw
DVDやCDは、数は少ないものの発売されていたようなので、いつか余裕のあるときに入手したいものだ。
とりあえず今のところは競輪で勝つしかないか?
がんばろ。