日本人女性「出稼ぎ売春」か ソウルで経営者検挙―韓国警察:時事ドットコム (jiji.com)

 

 「韓国で日本人女性が売春」との報をみて、最初にアタマに浮かんだのは↓こっち。

 

「殺されてもおかしくなかった」 海外売春の女性、おびえた日々―ホストで借金、やむなく渡航:時事ドットコム (jiji.com)

 

 不況による客の減少で喰い詰めたフーゾク嬢や、ホストの借金で行き詰った子を「韓流ブーム」とかなんとかで言いくるめて売春させていたのかな、なんて思っていて、日本経済の衰退を憂うとともに「17万円」なんて高額が成立するということは「韓国人の日本人コンプレックスはまだまだ強いのか」なんて感じたりもしていた。

 

 だが、↓以下記事のように、AVで稼げなくなった子が海外出張しているということもあり得るのか。

 

元セクシー女優が「AV新法による“女優たちへの悪影響”」を暴露。仕事激減の女優が続出する“決定的な理由” (msn.com)

 

 

 「最高17万円」という記事の書き方からすると、日本人売春婦が常時そんな価格だったわけではなく、これは「日本のAVスターだ」ということで値付けされたプレミア価格だったのではないか?

 

 実状はわからないが、そのように考えるとすんなり納得はいく。

 もし私の予想が当たっていたのだとすればAV新法というのも随分と罪作りなものである。

 

 ただ、私個人としてはアダルト作品をたしなみんでいながら、それとは矛盾するのだが、セクシー女優などといってAV嬢をもてはやすかのような風潮を好ましいこととは思っていないし、単なる「職業選択の自由」とも思っていない。

 

 たとえばFANZAなどのサイトを開き、ズラリと並んだ女優たちを目にしたとき、「好みの女性はいないか」と血眼で探す一方で、頭の片隅には「こんなにたくさんの女性が人前でセックスをさらす仕事をしているのか」と、なにか心に重しをのっけられたような気分になる。

 全人口の割合からすればAV嬢の数が「めちゃくちゃ多い」ということでもないのだろう。

 だが、仮に1万人の現役AV嬢(素人系も含む)がいたとして、我々利用者側からすれば、それだけの数が必要かといえば決してそんなことはない。

 キツイ言い方をすれば、大半の子は用無しだ。

 だからといって、一大決心でAV出演に踏み切った子に対して「好みじゃねえ」と一顧だにしないというのは、やっぱり人としての情を欠いているようにも思うし、しっかり稼いでいるであろう人気嬢以外の子たちのことを不憫に思ったりもする。

 

 環境や知能などの問題から、どうしてもふつうの道では生きていけないという子はたしかにいるだろう。

 そんな子たちが、稼ぐためにやむにやまれず選択するという意味で、こうした職業は一種のセーフティネットと言えるだろう。

 また、どうしようもない男の性を処理するためという意味でフーゾクやAV業界の存在は強く求められるものだし、犯罪抑止の効果もあるだろう。

 だがそれを承知したうえでもなお「喜んでやるような仕事じゃない」ということは、それが建前にすぎなくとも、強く言っていかなければいけないことのように思う。

 

 そしてこれはAV新法とかの話ではなく、道徳の問題であり、社会環境を整えるべき行政の責任である。