「コンビニ飯やカップ麺、菓子パン、清涼飲料水は、飲食してはダメ!」なんて話をちょくちょく耳にする。

 「小麦や牛乳などの白い食べ物はダメ」なんてことを参政党の誰かが主張していたような覚えもある。

 

 だけど、本当にそうなのだろうか。

 

 きのう、ふと思ったのだが、このごろ胃潰瘍や胃がんの患者というのをめっきり見かけなくなったような気がする。

 私が20代ぐらいのころまでは、胃潰瘍に苦しみ「キョーレオピンを手放せない」などという人が周囲に何人もいた。

 知人をちょっと辿れば、胃がんの患者もたくさんいた。

 

 気になってちょこっと検索したところ、じっさいにも胃潰瘍や胃がんの患者は減少傾向にあるようだ。

 

【消化器コラム】 消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍) | 日扇会第一病院 (nissenkai.or.jp)

 厚生労働省の推定患者数統計によれば、潰瘍患者数は年々減少し、2014年で胃潰瘍は29,200人、十二指腸潰瘍は4,400人となっており、それぞれ1984年の26%、10%まで減少しています。その理由は、原因がわかり予防策がとれるようになったことが大きいと思われます。

 

胃がんと肝がんの死亡率、順調に減少してきた理由は?:朝日新聞デジタル (asahi.com)

胃がんの死亡率は一貫して、肝がんの死亡率は1995年ごろをピークに減少しています。死因統計が取られはじめて以降、現在がもっとも胃がんと肝がんの死亡率が低い時代です。

 

 どちらの記事も予防法や治療法が進んだことで患者が減少しているとのことなのだが、それに加えて、やっぱり昔よりも今の方が、身体にいいものを食べているっていうのはあるんじゃないか?

 

 「菓子パンやカップ麺が身体にいい」などといわれても、やっぱり馴染めない気持ちはあるのだが、それが直接入ってくる胃のまわりの病気が減っているのなら、さほど身体に悪いってこともないのではないか?

 

 テレビとかで言ってる健康法なんて、たとえ医者や学者の太鼓判があったとしても、いい加減なものがほとんどだしなあ。

 

 ここ数年でも「ふくらはぎを揉むといい」とか「ウォッシュレットで病気になる」なんてことが一瞬言われていたが、すぐに聞かなくなったし。

 

 たぶん、今の世に言われる「健康法」のうち、9割ぐらいはいい加減なものなんじゃないかと睨んでいる。