優勝の平原康はまったくアタマになかった。
日本選手権初優勝というのはレース後に知ったのだが、それを事前に知っていたとしてもたぶん買ってない。
ここのところGⅢの決勝どころかFⅠ戦でもドタバタしていたのに、ここで勝ちますか、って感じ。
もちろん平原はおめでとうなのだが、あまりにも予想外だったので、悔しいとかはまったく感じていない。
まあでも平原康がすごいというよりは、混戦模様になりそうなところからスッと引いて、キレイに捲り切った吉田拓の走りが立派だったということだろう。今後しばらく吉田拓は、上位相手でも目を離せない。
本命に挙げた清水裕は、結果的には古性優を追走したことが失敗で、混戦に飲み込まれて仕掛けることすらできなかった。
「吉田拓のデキがいい」「岩本俊は道中脚を使わなそう」というところは考えていたので、そこを上手く組み合わせていたならば……いや、やっぱり買わんなあ。
この先も、平原康が本命になるようなら、逆に「ハズして買えばおいしい」と考えるだろう。
それが正解かどうかはわからないのだが。
次のグレードレースは5月11日からの武雄記念。
SS班、深谷知と清水裕はそれなりに走るだろうが、日本選手権がまったくだった松浦悠はどうなるのか。
あと山田英、山田庸の兄弟も、日本選手権では全然冴えなかったのだが、地元記念で巻き返しはあるのか。とりあえず2日目あたりまでは様子見したほうがよさそうな気はする。
下位だと大分の大西貴あたりは、このところのFⅠ戦だと着以上に積極的ないい走りをしているので、直線長い武雄バンクだと自在脚を活かせそう。