ガールズケイリンのGⅠ、オールガールズクラシックが開催されているさなか、水を差すようなことを言うことを申し訳なく思う気持ちはありながら、しかしやっぱり言っておきたいことがある。

 

 ガールズケイリンって、やっぱり賭け事としては、欠陥があるように思うのだ。

 

 

 もともと私はライン戦である競輪が好きなのであって、だから個々の勝負であるガールズケイリンには、スタート当初からさほど興味を持てずにいた。

 

 それでもギャンブルとは別に、自転車種目そのものも好きではあるので、「強い」と評判の選手が出てくれば、投票はせずともレースだけは観たりはしていた。

 ところが、とある開催で、実績的にはダントツの選手が3日間ボロボロの成績で終えたことがあって、「なんで?」と不思議に思いつつ、考えるうちに「あー」と納得した。

 

 おそらく彼女はこの時、いつになく重い生理だったのだろう。

 

 ガールズケイリンを賭け事としては真剣に見てこなかったので間違っていたら「ごめんなさい」なのだが、たぶん選手の生理情報って、事前に公表されていないよねえ?

 

 だとしたら、わずかとはいえ大事なお金を賭けようという気にはならない。

 

 競馬でも牝馬がフケ(発情期)だとか、そういう情報は事前に出るわけで、公正を言うのであればやっぱりレース前に公表すべきではないかな。

 

 生理も人によって症状の重い軽いはあるだろうし、生理を公表することが女性としての尊厳を傷つけるという考えもあるだろう。

 だったら生理期間の出場は禁止する?

 だけど自己申告だとそこはごまかす選手も出てくるだろうしなあ。

 

 

 JKAのほうで選手の生理周期をしっかり把握しておいて、その時期には斡旋しないとか。

 そのくらいのことはやっているのかしら。

 それだったらある程度は納得できるのだが、それならそれで「そういうふうにやっている」ということは公表すべきだろう。