ここまでの3日間、とにかく印象深かったのが嘉永泰で、2日目、新山響を8番手からきれいに捲ったときには「強えぇ」と思わず声を漏らしたほど。準決も中団から仕掛ける古性優のさらに外を捲っていっちゃうんだから、もう怪物級ですよ。
ただちょっと気になるのは、以前よりも位置取りが甘くなってるように感じるんだよなあ。
他ラインと1対1とかであれば、今回の嘉永泰の調子ならまず負けないと思うのだが、新山響の先行で、中団に郡司浩&古性優ラインとなると、それで8番手となったときは、さすがにそんなに簡単には行かないんじゃないか。
新山響も、他に徹底先行型がいないとなると、準決みたくペース駆けを目指すだろうし、それをシンプルに捲り切るというのはちょっと考え難い。
そもそも新山響がペースに落としたときに、鈴を付けに行く選手は誰なのか。
郡司浩もあり得なくないが、後ろの佐々木眞はやや心許ないし、いい位置を取ったときに焦って早仕掛けをすることはなさそう。
古性優も争ってまで先行することはないし、そうすると嘉永泰か。
新山響がペースを落とそうとしたところに、後方に置かれた嘉永泰が一気にカマシて巻き返し。
これを新山響も突っ張りにかかると、結局は古性優or郡司浩の捲りが決まるのか。
今回の安定度でいえば地元・郡司浩のほうだろう。
準決も、北井佑と眞杉匠がやり合った瞬間に「ああ、これで郡司浩の頭だ」って感じだったもの。
郡司浩番手の佐々木眞は準決でも一杯いっぱいに見えたのでちょっと買い難い。あって3着までか。
それよりはやっぱり力で古性優。
あと調子回復急な山田久も、展開次第で古性優を抜くまであると見た。
新山響の番手から出る佐藤慎と、自在の走りが板についてきた松本貴まで連下に加えたい。
川崎記念決勝予想
3連単
郡司浩→古性優、山田久→古性優、山田久、佐藤慎、松本貴、佐々木眞