好きな人、尊敬する人といっても完全無欠の全肯定ってことは、まずない。
盲目的なファンということだと、今のところは音楽なら甲本ヒロト、お笑いなら金属バットの２人、将棋の藤井総太ぐらいかなあ。
それでも自分の感覚と合わないな、と感じるところがまったくないわけではない。
政治家だと小野寺五典と小野田紀美、スポーツ選手なら大谷翔平に羽生結弦、女優の芦田愛菜などは肯定する部分がすごく多い存在ではあるが、だからといってやっぱり今の自民党を支持する気にはならんし、大谷の試合は結果チェックだけだったりするし、羽生の離婚の件はどうかと思うし、こないだまでやってたなんとかマエストロというドラマはまったく見ていなくって、博士ちゃんもすっかり見なくなってから久しい。
好きだったり嫌いだったり、いろんな面はあるもので、とはいえ選挙となれば、そんななかでも自分の意に沿う部分がなるべく多い候補者、もしくは政党を選ぶことになるわけだが、現段階ではどこも信用しきれないというのが実際のところ。
嫌な部分が少ないということなら国民民主。
反自民の姿勢をみせるためということなら、次回総選挙では追い風が吹きそうな日本維新の会とかになるのかなあ、とは思ってみたりもするのだが、どちらも積極的な支持ということではない。
判断保留していた日本保守党に関しては、江東区の補選に立つ候補が飯山陽と知って「うーん…」と。
飯山については、本人のことはほとんど把握していないのだが、一度YouTubeに動画のサムネが上がってきて、それで見ようとしたところ、YouTube用につくったキャラなのかどうかは知らないが、しゃべり方とかがマジで性に合わなくて気持ち悪く、１分も見ていられなかったんだよなあ。
保守党については百田尚樹にしても有本香にしても、なにしらか性に合わない感じがあって、いくら言っていることに自分の考えと近いところがあったとしても、反自民の部分が同じであるにしても、「支持しちゃっていいの？」と躊躇する気持ちを拭い切れないでいた。
一昨日？ 一昨昨日？ 暇空茜と有本香の対談がYouTubeに上がっていて、聞いてみた。
相変わらずの暇空節はおもしろいのだが、有本の受け身がうまいのかな。あるいは暇空が100％の敵意むき出しではなく、どこかで手を握り合うことも考えて手心を加えたところもあっただろうか。「そこは攻めないんだ」ってところがあったりして、なにか白黒はっきりしない、ふわふわっとした印象を受けた。
その後、暇空が「有本に騙された」的な動画を上げていて、そちらを見ても、まあ暇空の言うことは十分に理解できるのだが、とはいえ有本の立場もわからんではないのよなあ、みたいな。
仕事にかける労力の配分や、党全体の調整、支持層へのアピール、新たな支持層拡大などいろいろ考えてバランスを取ろうとすると、そんな感じになっちゃっても仕方ないよねぇ、なんて思ったりもする。
そんなこんなで、あいかわらず私の中の日本保守党に対する判断ははっきりしない。
暇空と違って河村たかしのことは、まあまあ好きだけどもさあ。
井川なんとかが胡散臭いっていうのは暇空に同意するが。
だけど日本保守党に危うさや怪しさを感じつつも、反保守党というか反百田の連中は、Ｘの投稿などをチラ見する限りだと輪をかけて気色悪いんだよなあ。
そう考えたときに、まともな……とまでは言わずとも、しっかり話を聞いてみたい保守言論人って、マジでいない。
表に出てこないだけで、実際には優秀な人もいるのかもしれないが、大手メディアは保守の人間を積極的に取り上げないので、不勉強な私のところまでは届いてこないのよ。
なんてことを書いていたら、明日水曜20時から、暇空vs井川意高の対戦決定なのか。
井川が罵倒モードのクソ試合になる可能性が高そうな気もするが、まあなかなか興味深いことには違いない。
暇空もいろいろと提供してくれるねえ。
もうこれ、一つのメディアだろ。