仕事もあるのに聞き応え十分だったもんだから、つい最後まで聞いちゃったよ。
暇空茜と町山智浩の対談？ 論戦？
（これまで暇空には基本、氏をつけていたけど著作も出たということで氏抜きで）
聞き手 町山智浩 話し手暇空茜 トークショー - YouTube
論戦ということでは暇空の圧勝。
ただ、話された内容については、町山側に前提となる知識が不足していたこともあって、これまで暇空の活動を外野から見てきた人間からすると、特に新たななにかがあったわけではないので、そこはちょっと物足りなかったかも。
一応の建前としては「暇空茜が人を助けた経験の話をする会：聞き手・町山智浩」ということで、どんな感じになるのか半信半疑なところもあったけれど（もっとスカした内容になるのかとか）、そこをきちんと盛り上げるあたりはさすが暇空、エンターテイナーよなあ。
しかしなんで町山もこの対戦を受けたんだろ？
傍目からは「全体をグダグダにして、最後、自分勝手に勝ち名乗りを上げる」ぐらいの勝ち筋しか見えなかったんだが（まあ実際そうしようとしていた風には感じたが）。
自分の力を過信していた（もしくは暇空を過小評価していた）ならば「しょーもな」ってだけなんだけれども、なにかしらジャーナリスト的な気質で飛び込んでみたというのなら、その心意気はちょぴっとだけ評価できるかも。
暇空の論戦ファンの私としては、「町山に一人でしゃべらせておろおろさせる」場面がもうちょっと欲しかったようにも思うが、町山のほうが主張するタイプじゃなく（ふだんのトークや評論活動はどんなんかしらんが）、どうにか暇空の揚げ足を取ろうというようなことしかしてなかったので、最終的には暇空が一方的に攻める形になってしまった。
総合格闘技に例えるならば、寝技に持ち込もうとグラウンドに寝転がってる町山を、ただただ暇空が上から踏みつけてるような、でも町山もガードして逃げて、致命傷にまではならず、みたいな感じかなあ。
終盤になってからの暇空ラッシュは鳥肌モノだったけど、もうちょっと暇空ピンチからの巻き返しとか、そういうのも見たかったというのは贅沢か。
結果は圧勝だったとはいえ、準備など暇空の負担が大きいのはたしかなので、外野の私がそうそうおねだりできるものではないけれど、もうちょっと強い相手との対戦にどうしても期待が膨らんでしまう。