きょうの朝イチ締め切りというムチャな発注を仕上げるため、仕事に集中。

 

 YouTubeにアップされた「金属バット無問題」が2時間越えの長尺だったため視聴を断念して、2日に視たテレビはテレビ東京の「新春お笑い名人寄席」だけ。

 地味な番組なんだけど、錦鯉は華やかさがあっていいねえ。もはや「こんにちわー」だけでもカネが取れる立派な芸ですよ。

 あと寄席用の漫才をするナイツも素晴らしかった。ネタ自体は聴き慣れた内容だったけど、間と客あしらいがいいんだろうなあ。これまでに何度も見たくだりでしっかり笑えるもの。

 ぺこぱの苦闘ぶりも興味深かったが、ここはチャレンジングなことをせず、M-1の時みたいなネタをしっかりとやってくれればいいんだけど、何かしようという気持ちの部分は見受けられた。

 逆に、ちょっと他に気をやっているうちにさっと舞台を降りていた三四郎にはがっかり。もともと彼らの漫才はそんなに好きではないんだけど、露骨に舞台を選んでる感じがすごく嫌だった。

 

 ただ、そうした芸よりも、度々カメラに抜かれるあのちゃんが、なんというかなあ。

 ちゃんと客席に座って、ことによれば「古臭い」といわれて仕方がないような漫才をみながら笑っているのをみて、ちょっと感動した。

 浅草演芸場に売れっ子がいることが嬉しい。

 しかもふるまいがいいんだ。

 隣の鈴木奈々が笑っていても「ああ、お仕事してるな」って感じなんだけど、あのちゃんの場合はたとえつくられた表情だとしても、きちんとオモロいネタのところでは大きく笑うし、しょぼいとそんなにだったりする。

 マギー四郎とのコラボの際、イタズラするようにわざと邪魔をするような動きを、こっそりとやる感じもいい。

 当今芸能界でトップクラスの人気者が、ちゃんと古典芸能に合わせてくれてありがてえなあ、みたいな。

 

 この年末年始、私が見た番組だけでもおもしろ荘に新春ヒットパレード、そしてこのテレ東の番組と出づっぱり。きっと他にもいろいろ出てたんだろう。

 忙しい中、よく浅草まで足を運んでくれましたと、かつての寄席好きとしては感謝の気持ちもあったりして。

 

 この2、3日ですっかり好感を持ってしまった。

 いまさらすぎるかw