ここ10年ぐらいに出てきた変な名前のアーチストに対しては「どうせたいしたことないんだろう」という思いが強い。

 

 年寄り臭い頭の固さもあるが、実際聴いても「ああ今はこういうのがウケるんだろうね」って感じるだけ。

 ボカロとかいわれても、なんか軽くってさあ……。

 CMやら挿入歌で聴くぶんには心地良かったりはするけれど、一曲通して聴いたり個々のアーチストを追いかけようという気にはなかなかならない。

 

 そんなことだから、ヤバイTシャツ屋さんについても、名前はなんとなく聞いていたというぐらい。

 大阪・ABCのちょいバラトーナメント、囲碁将棋の番組を見るついでに 冠番組『ヤバTともだちできるかな?』を(滝音さすけ目当てで)見た時も、彼らの音楽についてはまったく知識がなかったから、メンバーそれぞれの雰囲気だけで「あー、よくある今時の若い子に人気のヤツね」ぐらいに思っていた。

 

 だけど全然違ったんだね。

 

 金属バットとちょいバラで対戦が決まったというのと、どんぐりたけしがヤバTの子と結婚するというニュースが重なったことで「一回ぐらい聴いてみるか」と、今まさにYouTubeで聴いているところなんだが、めっちゃええやん。

 

 とにかく演奏がしっかりしているし、男女のボーカルの絡みが心地いい。

 歌詞については「私にはちょっと若すぎるかな」ってことで、のめり込むような感じではないのだけれども、音として聴いているぶんにはずっと気持ちいい。

 

 これを書いている今もずっと流している。

 この10年ぐらいで知ったなかではトップかも。

 

 最近の流行りからすると重厚すぎるのかもしれんけど、私は好きだね。

 これからは応援します。