私がなんとなく知っている20~30年前、歌舞伎町『愛本店』が頂点に君臨していた時代のホストクラブというのは、健全だったとはいわないまでも、未成年に売り掛けをつくって売春させるなんて非道な話はまず聞いたことがなかったのさ。
客のほとんどはフーゾク嬢や有閑マダム。
キャバクラのアフターで、キャバ嬢におねだりされて男女同伴してホストクラブへ行くなんてことも普通にあった。
愛本店が2020年頃に閉店になったのが理由の一つとしてあるのかな? とちょこっと検索したところ、閉店の理由は建物の老朽化で、今は復活してるのか。
じゃああんまり関係ないのかな。
ただ愛本店の象徴であった愛田観光の愛田武社長が2018年に亡くなったことは何かしらの影響があったのかもしれない。
歌舞伎町ホスト業界のケツモチが替わったとか。
なんてことを思いながらネットをいろいろ見ていたらこんな記事をみつけた。
《都心で勃発した2020年最大の暴力事件》「歌舞伎町スカウト狩り」の裏にある最新版“ヤクザの対立構図” | 文春オンライン (bunshun.jp)
ヤクザ業界にはまったく疎いため、何がどう関連するのかはわからないのだけれども、同時期からホスト問題が目立つようになったこととまったく関係がないってこともなさそうな気はする。
今、国会でホスト規制に関してどうこうとやっているようだけれども、結局最終的には警察がどれだけ活躍するかによるんだろう。
フーゾクにしてもパチンコなどギャンブルにしても、警察が主体的に動くことでいろいろ規制されていった2000年前後からの時代を鑑みれば、ホストも規制できないはずがない。
「必要悪」という言葉を嫌がる人は多いだろうが、ホストにしても何にしてもアクドイやり方をした時に「俺らにまで司直の手が伸びたらどう詫びるつもりだ!」と脅しをかける存在が機能していたからこそ、ある程度のところで歯止めがかかっていたところはきっとあったはず。
暴力団が夜の街からの利権に重きを置かなくなったことからホスト乱立、立ちんぼ増殖が起こったのだとすれば、暴力団が睨みを利かせてきたぶんの代わりを務めることができるのは警察しかなかろう。
あとは東京都だよなあ。
客に入店時のマイナンバーカード提示と、会計をカード決済のみとすることを義務付けるだけでもかなりの規制が進むはず。
マイナンバー提示は未成年保護、カード決済は脱税問題などを理由にすればいい。
コロナ時には半強制的に店を閉じさせるほどのことができたんだから、上記のことぐらいできないはずがない。
規制が進まないとなれば、それは「やらない」だけだ。