1回戦のファイヤーサンダーからサルゴリラのあたりは家族と夕飯を食べていて、ファイヤーはツギクルで見たネタだったし、サルゴリラはなんとなく舐めていたこともあって、両方ともあまりちゃんと見ていなかった。
それもあってかサルゴリラの高得点はかなり意外だったのだが、決勝ネタは確実に他の2組を上回っていたので、優勝には納得。
これまでサルゴリラに関しては「ジューシーズの残りもの」っていうあまりよろしくないイメージがあって、ネタ自体をしっかり見た記憶もなかったのだが、見た目に目立つ坊主の赤羽よりも、相方の児玉のほうが変な感じの人なんだな。
ネタだけでなく、平場のトークの際の児玉の妙なふるまいがわけもわからずやたら面白かったので、今後活躍できるといいですね。
1本目についても、あとでちゃんと見直そう。
全体で一番笑ったのはニッポンの社長の1本目。
最初のナイフの場面は、これまでの人生のなかで見てきたあらゆるコントの中でも一番笑った。
次に笑ったのはサルゴリラの決勝ネタと、隣人で同列。
落語家がチンパンジー語をしゃべり出した時のインパクトはニッ社のナイフに勝るとも劣らなかったし、ちゃんとネタの展開もあった。最後はチンパンジーが逃げたところ終えて締めの言葉はないほうが良かったように感じたが、それでも審査員たち全体が低評価だったことには納得がいかない。
納得がいかないといえば、カゲヤマの決勝ネタの高評価も、どうなのか。
おもろいといえばおもろいんだが、なんかややこしくて難しいことやってるなあって印象も強かった。
ちょっと審査員の感覚や審査基準が、全員似すぎちゃってるんじゃないのかなあ。
審査員のメンツを変えれば、全体の順位は全然違っていたようにも思う。
個人的な1回戦順位は以下の通り。
1 ニッポンの社長
2 隣人
3 ジグザグジギー
4 カゲヤマ
5 蛙亭
6 サルゴリラ
7 ファイヤーサンダー
8 ゼンモンキー
9 や団
10 ラブレターズ
※サルゴリラについては後で見直した時に変動する可能性あり。ファイヤーサンダーとや団については「見たことあるネタ」でインパクトが薄めだったことの影響が大きいかも。
コンテストの審査となるとこの順だが、ふだんの劇場で気楽に観るぶんには、ゼンモンキーがもっと上になるようにも思っている。