SS班がボコボコ負けて、競輪新時代だなあって印象も受ける今開催。
運よく大穴を拾った人以外はけっこうなボロ負けを喫しているんじゃないか。
かくいう私は、1日目をみて「これは無理!」と3日目まで見に徹していたので一応は助かっている。
準決でとりわけ目立ったのが、北井佑の先行を最後方から捲り切ってみせた10Rの嘉永泰。
12R、新山響のマイペース先行を最後に差し切った佐々木豪の捲りも力強かったが、やっぱりインパクトは嘉永泰が上だろう。
決勝もやはり嘉永泰や、単騎になった新山響の捲りが見られるかとも思ったのだが、しかし徹底先行タイプが不在なここは準決ほどみんなが前々に踏むような展開にはならなそう。
そうすると先に行った選手で決まる展開も十分にありそうで、あまり捲りをアテにするのはどうなのか。
先行としては、まず3車揃った中四国勢の先頭を走る佐々木豪が考えられるが、もともとあまりブン駆けるイメージはない。
それよりは、ここぞという時の一気駆けがある渡邉雄が同県深谷知のために大カマシに出るケースのほうがありそうに思う。
渡邉雄自身がさほど好調という風でもないだけに、逆に「ここは一発、捨て駒になって駆けちまえ」ってなことで。
松戸記念に続いて深谷知の優勝というのはあるんじゃないかな。
今後競輪がより面白くなるためにも「怪物クン」の復活は望ましい。
南関勢の先行を佐々木豪が追いかけて、その後位から脚を伸ばす清水裕との裏表ということでどうだろう。
嘉永泰や新山響の一気捲りの可能性もあるとはいえ、ここは仕掛け遅れての3着までとしておく。
それよりは、準決11R「絶対消えた」といった感じの仕掛けから3着にクソ粘りした三谷竜と、その後位で好調そうな南修のほうを重く見たい。
あとは清水裕後位の隅田洋も念のために少々押さえておく。
共同通信社杯決勝予想
3連単
深谷知=清水裕→三谷竜、南修、嘉永泰、新山響、隅田洋
同時開催の弥彦FⅠ決勝も興味深いメンバーとなったので、こちらの予想もしてみたい。
このところ絶好調の道場晃が準決で長い距離を好タイムで走り切って完勝。
決勝も狙い目となりそう。
番手の中村浩は準決でもいったん離れたように信頼し難く、それよりは7月の福井記念以降も好調の続く河野通、このところなんだかやる気満々の岡崎智の後ろを走る坂口晃を買ってみたい。
押さえで地味に好脚の竹内智まで。
弥彦FⅠ決勝
3連単
道場晃→河野通、坂口晃→河野通、坂口晃、岡崎智、中村浩、竹内智