私自身の感覚で言っても、たしかに一般庶民の生活は30年前よりも確実に悪くなっている。

 私の父親たちの世代では、所帯を持ち、家や車も自力で買うのが当たり前。週末にはみんなゴルフ場へ通っていたんだから、それと比べれば私の生活なんてショボショボもいいところだ。

 

 だけどプロ野球なんかだと、「人気が落ちた」といわれる今のほうが格段に待遇が良くなっている。

 

落合博満と約11年ぶりの再会!“ミスター赤ヘル”山本浩二さんが登場【博満の部屋1/4】 - YouTube

 

 上の動画の最後のほうで、山本浩二と落合博満がそろって「今はうらやましい」なんて言っているのを見て、「こうした一般庶民とプロ野球選手の違いは、いったいどこから生じたものなのか」と、奇妙な気分になってしまった。

 

 ホント、どういうことなんだろう。

 たぶんプロ球団だって30年前のほうが儲かっていたハズなのだがなあ。

 30年前はプロ野球選手らが搾取されていて、今は搾取の対象が一般庶民になったということなのか。

 単純に、MLBの年俸高騰に日本の野球界が引っ張られたというだけなのか?

 

 それとも、もっと何かしら、大きな社会構造の変革があってのことなのか。

 

 一回、ちゃんと調べてみるとおもしろいことがわかるんじゃないかなあ。

 そんな予感がする。