3月に引っ越してきた家の周囲に雑草が青々と生い茂っていて、「虫嫌い」の嫁が除草剤のラウンドアップをネットで購入。
「撒いてくれ」というので先の日曜の早朝にやったところ、木曜の時点では雑草のほとんどが茶褐色に枯れていた。
恐ろしや……。
「除草したい」という目的通りの結果には違いなく、本来ならば喜ばしく思うべきなのだろうが、私としては正直怖さが先に立つ。
素人が安易に手を出していいようなもんじゃない……と直感した。
こんなもん「兵器」だろう。
実際、もともとはベトナム戦争時の枯葉剤として開発されたとも聞くし、一般の素人が扱うにしては効果があり過ぎる。
これを開発した米モンサント社が「いかがわしい会社だ」みたいな話(農薬と種苗のどうのこうの)はTPP絡みの話題のなかで薄っすらと聞いた覚えがあったのだが、こんなもんが農薬として使われたなら絶対に身体に悪いってのは、理論理屈を抜きにして実際に使ってみた感覚でわかる。
しつこい雑草がほんの数日で枯れちゃうなんて、子どもの頃に野っ原で遊んでいた感覚からすれば、とうていまともなものだとは思えない。
ちょっとネット検索したところ、ラウンドアップを「危険だ」とする記述はいくつも見られ(内容の正確性に確信が持てなかったので転載はしないが)、今となってはこれを使ってしまったことに対し「悪徳を働いた」と贖罪の気分。
こんなもんみんながみんな使い始めたら、将来的な環境汚染につながることに違いない。