「心臓どくどくささげよう~♪」

 

 NHKの『まやまやぽん』なる番組が批判されているようで、確認すると5分弱の番組で全4話というからNHK+で実際に視てみたのだが、うーん。

 エピソード - まやまやぽん! - NHK

 

 製作側に対しても、批判側に対しても同じ感想。

 

 「子どもをナメんな!」

 

 内容はどうということはなく、要は東京国立博物館で開催している『古代メキシコ展』のCMだ。

 この番組で子どもたちに興味を持ってもらい、博物館へ行ってくださいってことなんだろう。

 先日、嫁と長女が観に行って「おもしろかった」って言ってたよ?
 

 

 だけど、それならせめて、もうちょっと古代メキシコ文明のアウトラインに迫ってもいいんじゃないかなあ。

 内容が薄すぎて、これで興味を深める子どもっているのかしら?

 

 で、このうちの「体操でぽん!」の回で出てくる体操の歌詞や、「球技でぽん!」のなかの「負けたら命を捧げる」みたいな発言を問題視してNHK批判が炎上状態だというんだが、そんなもんさあ。

 これを視て「命を軽視するようになる」なんて、ちょっと言いがかりが過ぎやしませんかねえ。

 

 子どもはそこまでバカじゃない。

 「ああ古代メキシコでは生贄の風習があったんだな」あるいは「心臓を捧げろって進撃の巨人のパロディ?」ってぐらいのもんだろう。

 私の子どものころのサルカニ合戦ではサルがカニをぶっ殺していたし、カチカチ山の狸もおばあさんを殺して婆汁にしてたんだぞ?

 仮にトータルでも20分に満たないこの番組に影響されて友人を殺すような子が現れたとすれば、 それは親が悪いよ。

 我が子が産まれてから10年近くの間、一体何を教えてきたんだっていう話だろう。

 

 まあ実際にはNHKを批判したい人たちが、無理やりこじつけて文句を言っているのだろう。

 私としては外国人不法滞在容認ドラマ『やさしい猫』は許せないが、『まやまやぽん!』は「いろんな事実を子どもに伝えることはいいんじゃない?」「でも伝えるならもうちょっと詳しいほうがタメになるんだろうに」としか思わない。

 

 そんなことよりさあ。

 書いていて思ったのだが主演の彼女についての表記は「あの」「あのちゃん」「ano」のどれが正しいのかい?

 

 「あの」だけじゃあ文章に埋没してしまうので使い方が難しい。特にファンでもないのに「ちゃん付け」するのも気が進まない。「ano」はあまり一般的ではなさそうで変に気取っているようで嫌だ。

 

 どれかオフィシャルで統一したほうが、タレントとしてのプロモーション的な意味でもいいと思うのだが。

 

 文章に組み込み辛い「あの」が正式だというなら、変えたほうがいいんじゃないの?。

 まあ個人的には、この子については「戸川純目 きゃりーぱみゅぱみゅ科亜種」ぐらいの印象で、ルックスは好きだがキャラは「別に……」って感じでさほどおもしろいとも思っていないので、「あの」のままで埋没してもらっても一向にかまわないのだがね。