公明・山口氏、処理水巡る発言で釈明「説明に一定の時間が必要」(産経新聞) - Yahoo!ニュース
公明党・山口那津男の「処理水放出は海水浴シーズンを避けたほうがいい」発言が風評被害を呼び、日本の政策を後戻りさせる、とんでもなくバカげたものであることに疑いの余地はない。
データや数字、科学などよりもなんとなくの自分の感覚を優先して「事故のトリチウムと、通常運転時に排出するトリチウムは別」なんていう今時の左翼連中とまったく違いはない。
それで保守派を自称するYouTube配信者らが、一所懸命に山口叩きをしていたりもするのだが、ちょっと待ってほしい。
データや科学に基づかない、周囲の大きな声に流されるままフラフラと政治決定をしているのは、岸田内閣も同じではないか。
LGBT理解増進法は活動家に、韓国のホワイト国復帰は韓国政府に、増税や利上げは財務省に、防衛費増はアメリカ政府に言われるまま、そのまま従っているだけ。
そこには岸田内閣としての日本独自の方針も政治理念も何もない。
原発処理水の放出も、菅義偉内閣が決定したことに従っているだけで、おそらく岸田も山口も頭の中は大差ない。「なるべく騒ぎにならないよう」「大きな声の人々に叱られないよう」みたいなことが内閣全体に通底しているから、つい山口もあんなバカなことを言ってしまうのだ。
「これを機に公明党との連立解消を」との考えには賛同するところもあるが、そもそもの自民党が根腐れしている。
LGBT理解増進法に反対していた連中が、ことさら公明党と山口だけを批判するのを見ると「おまえら何も考えてねえのか」「感受性ゼロなのか」と愚痴の一つも言いたくなる。
公明党も今の自民党も等しくダメ。
その認識を持たないことには、日本の堕落が止まることはない。