パチスロ4号機時代には家庭も仕事もおかしくなるぐらいに打ち倒していて、北斗の拳なんてまさに直撃世代だったわけだ。
それがほぼ同様の形でスマスロとして復活すると聞いて、最初は「これは打たねば」と気持ちが盛り上がっていたのだが、いざ設置が始まると「うーん……」と。
あの当時とでは、自分自身の状況がいろいろと違っちゃってるんだよなあ。
パチスロで本気で勝とうと思うなら高設定台をツモって一日中打ち倒すしかないわけで、特に北斗はそういったタイプの台だから、3時間ぐらい打ったところでどうにもなりはしない。
「何にもなしでスン」の負けならまだマシで、逆に高設定示唆があったのにどうにも勝ち負けがはっきりしないという時に困ってしまう。
閉店間際まで打ち続けた時に嫁さんから「何してた?」と聞かれれば、1日ぐらいなら言い訳できないこともないけれど、この1年ぐらいはほぼ自宅作業をしていたのだから、さすがに連日閉店までというわけにはいかない。
無理に1日中打つことができたとしても、1回行っての勝ち負けっていうことになると、今の満席状況では台移動もままならないから「最初に座った台が高設定かどうか」ということで、ほぼ運勝負となってしまう。
最初に低設定の台に座ってしまえば、10万ペロっと負けて「はい、おしまい」ということも十分にあり得るわけだ。
そんなふうに思うと、ちょっとなあ。
所帯持ちでまだ下の子が大学生なのに、10万負けて「ああ面白かった、懐かしかった」と言えるほど裕福ではないのだよ。
やっぱり本気で打つなら最低でもデータ取りなど店回りで1日、試し打ちで1日、マジ勝負で1日の計3日ぐらい打ち切るだけの時間と資金は用意したいし、そこでいい店を見つけたならばその後も通って打ち続けたい。
とはいえ仕事もあるから、仕事も家庭もうっちゃってまでパチスロに入れ上げるだけの覚悟はないなあと思ったら、打つ気が失せてしまったのだよ。
そんな風に思っていたら、ユーチューブに北斗の実戦動画がいくつも上がっていて、それらを見ていたらなんかそれだけで満足して「もういいかな」と。
これが年を取るということか。