ランジャタイのネタは好きだし『がんばれ地上波』もほぼ毎週見ている。今テレ朝「バラバラ大作戦」の枠で唯一見ているのがこれだから、相当好きな芸人ということになるのだが、なんだろう。この動画の国崎は嫌いだなあ。

 

【予測不能】ランジャタイ国崎和也、本屋ロケなのに開始30秒で本屋から脱走ッ!!企画泣かせの破天荒な1万円の使い道とは!?【本屋、ついて行ってイイですか?#2 国崎和也】 - YouTube

 

 

 基本的に「本は大事なもの」と教えられて育った世代なので、本を軽く扱うようなそぶりが受け入れ難いというのはある。

 「しゃれだから」「このふざけ方が国崎の持ち味じゃないか」と言われれば、それはその通りなんだろうが、やっぱダメだ。好きじゃない。

 

 「ふざけすぎ」はいいんだけど、国崎とか、あと天竺鼠の川原とか、自分がふざけることばかりに集中して周囲を気にしていないように見えることがちょくちょくあって(本心はどうか知らんが)そういうのが個人的にはダメ。

 

 芸人やスタッフに対してならばどんなにふざけたところで、そこは相手がうまく返せばいいだけのこと。

 言ってみれば芸人同士、芸人とスタッフの真剣勝負のようなものなんだからそれはどんなふるまいをしても構わない。

 だけど、なにか別の対象にまでそれをやっているのを見ると「それはないんじゃないの?」って思ってしまう。

 対象物への思いやりが感じられないんだよなあ。

 

 上動画はあくまでも「本」が主題ということなんだから、ふざけるにしてもちゃんと本に向き合ってほしい。

 前に福島かどこかのローカル局でランジャタイが地域の飲食店を紹介するというような番組でも、同じように店に入りそうで入らないというのを延々とやっていたけれど、一般の店を自分のおふざけの対象に使うのは違うだろうと思ってしまう。

 店には許可を取っているのかもしれんけれど、番組ではそういう編集になっていないので嫌な気分だけが残ってしまう。

 

 この前、オードリー春日がペンギンの池に落ちたとかどうとかが問題になっていて、春日については映像を見ていないのだけれども、ただ、上動画の国崎にはそれと同じような空気も感じたりする。

 

 春日は「テレビのお約束」に従ったもの。国崎は「お約束を破ったもの」ということで真逆のようではあるけれど、「テレビの都合」「個人の都合」を一方的に動物園や書店に押しつけているところは一緒じゃないかな。

 

 あくまでも個人の感想なので「ああいう春日が好き」「動画のような国崎が好き」というのならそれを否定はしないけれども、私はダメということ。

 

 誰かが「春日の行為は迷惑系ユーチューバーやスシローペロペロと同じだ」と言っていたけれど、そうだと思うよ。

 つーか昔ながらのテレビのこういうやり方を、迷惑系ユーチューバーが真似ているのだとも言えるだろう。

 

 それなのにテレビがスシローペロペロを非難したりしてるんだから、どういうつもりなんだと。

 

 国崎に対しては、ツイッターなどをみるとスタッフも書店も受け入れているような感じではあるので、それなら私がとやかくいうことではないのだが、とはいえ誰かが叱らなきゃおもしろくならないだろうとも思ったりする。