立憲民主党が予算審議を盾にして、高市早苗「質問なさらないで発言」の撤回と謝罪を強硬に求めていているなんて話が出回っているようで、正直いってもううんざり。

 高市なりの正義が難癖によってどんどん歪められていく様子がとんでもなく醜悪に感じられて不愉快極まりない。

 

 そんなもん、そもそも杉尾が「まったく信用できない」といったのがおかしな話で、端から「信用できない」なんて言ったら議論にならない。

 高市としてはこれまでに説明してきているのだから、同じ質問を何度されたところで同じ答えにならざるを得ないわけで、それを信じられないというのなら杉尾が別の証拠を持ってくるしかない。

 それもなしに「自分にとって都合のいい答え」を高市が出すまで同じ質問を繰り返し、挙句の果てに「信用できない」なんて言われれば、そりゃあキレるさ。

 面罵しなかっただけでも常識的だ。江戸時代なら一刀両断されても文句はいえまい。

 善男善女のみなさんは「それでも大臣ともあろう人がキレちゃいけない」と言うんだろうが、私はそんな言説に与するほど上品な人間ではない。

 つーか、高市の「質問なさらないで」は相当抑制的で、上品な発言だとすら思う。

 

 総務省からも「放送法解釈変更は認められない」「高市と安倍の電話があったとは確認できない」といった回答が出ているのに、なんでこんなくだらない話が続いているのか。

 いくら立憲民主の議員がアホで常識外れだといっても義務教育ぐらいは受けているわけで、なぜこんなことを恥ずかし気もなく続けられるのかと、不気味にすら感じる。

 

 で、ふと思ったのだが、じつはこれぜーんぶ筋書きアリの茶番だったりするんじゃないか?

 政府側は増税だの軍備拡大だの、韓国との関係改善だのについて突っ込まれたくない。

 立憲はなにかしら世間にアピールする手柄がほしい。

 そんな両者が組んで、どーでもいい話題を引っ張り続けているんじゃないか?

 そうでも思わないと、到底納得ができないのよ。

 

 まあ実際には立憲が私の理解を超えるほどにイカれていて、高市以外の政府側も私の理解を超えるほどに弱腰だということなんだろうけどさ。