嫌なニュースだ。
「カルディ」運営会社に公取委が勧告…下請け業者に不当返品・代金の不当減額(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
カルディで買い物することはほとんどないのだけれど、以前行った時には店前に「フェアトレード」だとかなんとかご立派なお題目を掲げるポスターが張られていたはず。
発展途上国の農業は助けるけど、自国の下請けは不当に搾取するってか。
企業イメージと儲けのことしか考えていないからそういうことを平気でやる。
おそらく店頭で働く善男善女のアルバイトのみなさんたちも、下請けを虐めているなんて露とも知らず「素敵なカルディで働く素敵な私」とか思っているんだろうなあ。
今の日本の気持ち悪いところが凝縮されたような、ホント嫌なニュースだ。
見栄えと金儲けが第一。
自分が携わる仕事の意義っていうことは二の次三の次になっている。
古臭いことを言っていると思われるだろうが、私の子どもの頃は社会全体に「金儲けは悪」っていうような雰囲気があったもんよ。
もちろん稼ぐことは大事なんだけど、それは世のため人のために働いた結果のこと。
他者にとって役立つ仕事を、どれだけしっかり丁寧にやるかということが第一だったはずなんだ。
そんな感覚が今も残っているから「金儲けこそすべて」みたいな主張には唾を吐きかけたくなってくる。