北朝鮮のミサイル実験に関しては、これまで「どうせ虚仮脅しよ」と甘く見ていたところがあったんだ。

 だけどこのところの連発はさすがに気味が悪い。

 仮に日本国土攻撃の意図がなかったとしても、北朝鮮のやることだ。何かのミスでアタマの上に落っこちてくることだって十分にあり得る。

 

 きのう、見るとはなしにテレビをつけると「北朝鮮の意図は?」なんてワイドショーでやっていたけど、そんなもの探ったところでしょうがないだろう。

 イカれた野郎のアタマのなかをこっちの常識で計ったところで、正解なんぞわかるわけがない。

 

 それよりも、どうしたら日本が攻撃されずに済むのか。もし攻撃を受けた時に日本がどうするかを考えることが最優先だろうに、なにをのほほんとしたことをやっているのか。

 しかつめらしい顔で「金正恩は~」なんて言っているのはしょせんポーズにすぎず、実際には何の危機感も覚えていないことは丸透けで、見ているとホントにムカついてくる。

 

 万が一にも日本が攻撃されないためにはどうするべきか。

 防衛力を整えたうえで、「ちょいとでも攻撃してきたら10倍返しだ!」と反撃能力を誇示して脅しつけることが一番で、対中国まで考えれば防衛費増が急務であることは確かだ。

 いざという時に、大変な仕事をお願いする自衛隊のみなさんに、悔いなく、心置きなく仕事をしてもらうための環境づくりという意味でもこれは絶対に必要なことだ。

 

 しかし、防衛&反撃の体制を完璧に整えるまでにはまだこれから何年もかかるわけで、緊急事態に備えるためにはやはりアメリカに頼るしかない。

 「もしも日本に攻撃を加える国があれば、アメリカが全力で叩き潰す」との言質をバイデン大統領から取り、それを公表することが現況に対応した一番の防衛策となるのだろう。

 防衛費増に関しては周囲の顔色をうかがいモタモタしている岸田総理でも、それくらいのことはできないものかね。

 言質を取るまでには至らずとも、せめて「北朝鮮の問題についてバイデンと緊急電話会談を行った」とか。それだけでも多少の脅しにはなるのだから、それもやらないのではお話にならない(ニュースを見てないので、既にやっていたならごめんなさいだけど)。