自分でも呆れてしまう。

 ひょんなことで『時計じかけのオレンジ』のあらすじを目にしたら、思い描いていたものと全然違ったのさ。

 

 ジョジョの奇妙な冒険のオインゴボインゴの回「爆弾じかけのオレンジ」=「時計じかけのオレンジ」になっていたのだろうか。

 「時計」からの連想もあってか「時計じかけのオレンジ」=時限爆弾の話と認識されていて、あろうことかぼんやりと「太陽を盗んだ男」風のあらすじみたいなものまで頭の中でつくり上げ、それが実際のストーリーだと思い込んでいたのだ。

 全然違うじゃんかよお。

 

 「もしかしてパラレルワールド?」と思っちゃうぐらいの見事なまでの思い違い。

 これまで人前で「時計じかけのオレンジ」について言及する機会がなくって本当によかった。

 

 いやでもホント、知らぬうちにパラレルワールドに移ってきたのかも?

 記憶がまったく違っていたこととしては10年ほど前まで茨城と茨木の読み方を完全に逆に記憶していたことなどいくつかあるし、あと親知らずが生えた記憶がまったくないなんてこともあるし……。

 ああでも、いま調べたら親知らずがまったく生えない人というのは4人に1人ぐらいいて、さほど珍しいことでもないのか。