ATMへ金を下ろしに行ったついでに昼食をと大島駅近くの舎鈴へ入ったのだが、券売機をみるとこの夏のお気に入りだった「冷やかけ」が売り切れになっていた。

 8月いっぱいなんかい!

 これを食べようと入ったのに他のメニューを選ぶ気になれず、即座に店を出た。

 

 冷やかけのことしか考えていなかったため他にアテがない。

 「最悪は西大島の春樹でもいいか」とぶらぶら歩いていくと、「りんすず食道」の店前に昼のサービスメニューとして「岩のりラーメン+ミニミニ卵かけごはんor月見ラーメン+ミニミニ岩のりごはん 500円」(だったかな?)との小さな看板が出ていたので「500円ならいいか」と入店する。

 

 この店に来たのは過去に一度きりなんだけど、それももう10年以上前になるのかな。

 ビッグコミックスペリオールで連載していた「ラーメン発見伝」(だっけ?)で、新店紹介として「そば職人出身の店主によるそば風出汁のラーメン」みたいなことが書かれていて、「近所じゃん?」ってことで寄ってみたんだった。

 

 その時の感想は「たしかにその通り」っていうだけで、旨いか不味いかでいえば旨いんだけども特別にインパクがあったわけでもなく、それからしばらくして「レモンラーメン」なんて始めてメディアにもよく取り上げられていたけれど、私としてはなにかイロモノに走ったように感じられて、以降はずっと敬遠していたのだ。

 

 で、しばらくぶりに食したのだけれど、これがやたら旨いんだなあ。

 甘みの強いそばつゆ風の和風ベースという点は同じだけど、そこになにかコクとキレが増したように感じる。

 正直に言えば以前の味を忠実に覚えているわけではないので、味が進化したのか私の好みが変わったのかはわからない。

 ただ、卓上のニンニクやニンニクと唐辛子を混ぜたやつなんかはたぶん以前に行った時にはなかったはずなので、それと同様にラーメン自体の味も変えてきているんじゃないかな。

 

 麺量も意外とあるし「そういえばラーメンにチャーシューの類は入ってなかったな」と後になって気付いたぐらいに食べている最中の満足度は高かった。

 ミニミニという割にご飯もいわゆる半ライスよりもちょっと多いぐらいに感じたし、これで500円なら文句ない。

 なんで昼時に他の客が2人しかいなかったのかが謎だ。

 

 今も店が看板メニューとしているレモンラーメンに関してはこの先も食するつもりはないが、他のメニューはまた試してみよう。

 

 満足して家に帰ってから買った競輪・岐阜記念では特選の平原=佐藤慎から流した3連単が的中するし、小さな仕事だけど新規の発注も入ったし、気分がいいからNORAの配信まで買っちゃったら、目当ての金属バットはもちろんのこと、にぼしいわしやスーズーも面白かったし、いい一日でした。