やっと急ぎの仕事が終わった(たぶん)。

 次の仕事にかかるまで1日2日は余裕がありそう。

 

 あれもしたい これもしたい もっとしたい もっともっとしたい

 

 と口ずさんではみたものの、特に目新しいことは思い浮かばず、仕事の合間にやってたことの延長ぐらいしかやりたいことはなかったりする。

 

 ふと思ったが、夢なんてぼんやりしてるほうがいいのかもしれない。

 よく「夢は具体的に持て!」などと言うけれど、具体的に設定して達成したらどうするの?

 できなきゃできないで焦ったり自己嫌悪に陥ったりするだけだし。

 日々の「目標」は具体的にしたほうがいいだろうが、それは「夢」とは違う。

 

 たぶん大谷翔平も藤井聡太もぼんやりと「もっと野球うまくなりたい」「もっと将棋強くなりたい」ってぐらいの目標設定であって、「何勝何本塁打」とか「何冠獲る」なんて数字は考えてないんじゃないかな?

 「これだけ練習する」など目標は具体的であっても、夢はもっとぼんやりと遠くに置いているのではないか。

 

 我々だって夢を具体的に持とうとすると「いくら稼ぐ」とかのつまんない話になりがちで、それよりかは「立派な人になりたい」とか「世の中の役に立ちたい」とか思っているほうが、よほど大成しそうだし、なにより本人が気楽でいいやね。

 

 と、これまで50年以上も確たる夢を持たずにぼんやり生きてきて、それなりに幸せっぽい感じでいる私は思うわけです。

 

 なんだかんだ言われたって いい気になってるんだ

 夢が叶うその日まで 夢見心地でいるよ

 

 人生で一番好きな歌詞かも。