およそ30分の長尺漫才を平日毎日というのは贅沢だけど、負担に感じる人も多そう。
貧乏性の私はせっかくだからと、今のところ毎日聴いているんだが、やっぱり「じっくり専念して聴く」というよりは、ネットで他の調べものをしたりしながらにはなっている。
収録環境なのか、無観客だからなのか、それともそういう発注があってのことなのか。
いまのところ多くの演者がラジオトークのようなトーンになっているので、私はあまり気にならないが気になる人も多いかも。
私基準で勝手ながらここまで上げられたネタについて講評してみる。
(◎絶対聴くべき、〇聴く価値あり、△演者のファンなら、×時間の無駄)
〇笑い飯……ダラっとした雰囲気ながら、笑いどころ多し。フレーズなどの繰り返しは多いが、もともとそういうネタが多くて手慣れているからか、ちゃんと笑えるように処理できている。長尺をうまく使いこなしているふうでおもしろい。
△ジャルジャル……個人的な趣味としてはアリだが、ちょっと繰り返しをくどく感じる人はいそうだし、ワードも独特なので聴き手を選ぶ感じ。
△ミキ……昴生(ツッコミ)のトーンが普段の漫才よりも低めで、これだと漫才というよりも、まんまラジオトークのように聴こえる。ネタはありものの継ぎ合わせなのかな? これ聴くぐらいならユーチューブで普段の漫才探して見るほうがいい。
△見取り図……上の「昴生」の部分を盛山に差し替えればほぼ同じ感想。リリーが終始半笑いなのは、ふだんからあんな感じだっけ?
〇ロングコートダディ……堂前が用意してきた話をうさぎがその場で聞いてツッコんでいくつくりだったというが、ちゃんとストーリーはできているし、うさぎのツッコミも的確で普通におもしろい、いい漫才。順位をつけるならここまでで1番。
〇ゆにばーす……有りネタの改変なのかな? 聞いたことのあるくだりは多かったが、他と違ってはらちゃんが最初からほぼ普段の漫才のトーンでやっていて、それに川瀬がどんどんつられていく感じは悪くない。Spotifyはコンプラにうるさくないのか、まあまあ際どいフレーズもある。