ロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ側からみればそりゃあ悪辣非道ってことに違いない。

 だけどロシアにはロシアの(あるいはプーチンにとっての)やらなきゃいけない理由がきっとあるんだろうさ。

 

 日本の大東亜戦争だって同じことよ。

 

 結局、人類の歴史自体が、自己都合の押し付け合いと、そこからどうやって折り合いをつけていくかってことの積み重ねだったんじゃないかな。

 インディアン相手に自己都合を押し付けたアメリカもそうだし、世界各地で収奪してまわった大英帝国を始めとする欧州の国々もそう。

 

 ウクライナ侵攻がいいとか悪いとかじゃなく、こういうことは人類が生存の欲を持つ以上は常に起こり得るのだろう。

 

 現代においてはそれを武力じゃない形でやる……グローバリズムなんてのがそうなんだろうが、それはスマートでまっとうな侵略手段と受け取られているんだけど、私個人としてはどっちもどっちとしか思えない。

 暴力よりはそうじゃない侵略手段のほうが対処しやすそうだし、そっちの方が直接的な生命の危機が少ないぶんマシなのかもしれないけれども、それはそれで真綿で首を締めるようにいろんな形で個々人の生活を侵食してくる感じは、なかなか気持ちの悪いものだ。

 

 

 世界平和が~という理想は尊いものだけれども、きっとロシアを非難することだけじゃあそれは実現しない。

 

 まずは個々人レベルで、周囲の人たちと折り合いをつけていって、それがどんどん世界規模にまで広がっていくというのが、とてつもなく遠回りながらも唯一の世界平和につながる道なのではないか。

 そんなことをぼんやりと考えている。

 

 って書いて思ったけど、これってまんまジョン・レノンのイマジン?