ウクライナの問題に私があまり熱を持てないのは平和ボケというのもあるが、きっと私の中に「そういうことがあって当たり前」との気持ちもあるのだろう。

 ロシアにだって彼らなりのロジックや戦略、それは彼ら也の正義と言い換えてもいいのだろうがそういうものがあるに違いなく、その行為自体を「絶対悪」とは思えない自分がいる。

 ロシアが彼らなりの正統性をでっちあげて侵攻してきた時、これにどう対応するのかはやはりウクライナ自体の問題であろう。

 外野から「ロシアが悪い!」とだけ言っていても物事は何も解決しない。

 

 ウクライナ問題については、個人的に以前からの推し政治家である小野寺五典の以下の話がほぼ全てのように思う

 

「日本もウクライナと同じことになる」と小野寺元防衛相 (fnn.jp)

 

 日本だっていつウクライナのようなことになるかはわからない。

 ロシアについては北方領土を事実上占有している以上のことを仕掛けてくるようには思わないが、やはり問題は中国だ。

 ウクライナがどうなるかを見極めた後にはそれを参考にして、きっとこれまで以上に具体的に台湾侵攻を企てることになるだろう。

 

 台湾侵攻に先駆けて、その台湾もまだ領土主張を取り下げていない尖閣を奪って戦略拠点にしようなんていう動きもあるかもしれない。

 

 台湾を中国が支配した日には、中東から日本へのシーレーンが寸断されることになるし、更に太平洋進出を目指して「台湾の次は小笠原諸島だ」「琉球だ」となることは十分に考えられる。

 

 ウクライナはまったく他所事ではないし、身近に迫った問題であって、繰り返しになるがそんな時に「ロシアが悪い」とか言ったところでクソの役にも立ちはしない。

 日本が身近に迫った危機にどう対応すべきかとの準備を整えていくことが最大の課題であり、戦闘力防御力的な準備については国に任せるしかないのだが、せめて「そうなった時に自分自身はどうするか」という心の準備だけはしておかなければなるまい。