私が将棋をちょこちょこ見るようになったのは電王戦の頃からなので、羽生善治の全盛時についてはユーチューブなどで後追いした感じ。

 それでもすごくて面白い棋士であることはわかる。

 今回、A級陥落となったことについて、将棋の内容を云々するほどの棋力はないのでどうとも言えないのだが、B級1組で続たとしても、これを機にフリークラス転身となっても、どっちにしても「羽生の選ぶ道が正解」と言えるぐらいの棋士であることは確かだろう。

 

 全然関係ないけど、先般解散した漫才コンビ・ハブシセンのコンビ名ってやっぱり「羽生視線」(羽生睨みからの連想)だったんだろうか。

 

 これに際して将棋関連の記事をいくつか見ていたら、なんかツボったのが以下。

 

きのこが苦手・藤井聡太竜王の注文に棋士たちが大混乱「きくらげってきのこだっけ?」ファンは大笑い | ニュース | ABEMA TIMES

 

 藤井聡太のキノコ嫌いはよく知られたところで、ならばキクラゲ抜きも当然の一手ではあるが、そのこだわり具合がおもしろかった。

「普段からちゃんとキクラゲもキノコと認識してるんだなあ」とか。

 

 ただ藤井は「キノコのヌルっとした食感が苦手」と言っていたように記憶するのだが、あんかけは大丈夫なんだろうか。

 あんかけスパが名物の名古屋メシの影響か?

 私などからするとあんかけの白菜もキクラゲも口に入れた際の感触は同じようなもののような気がするんだが嫌いな人からするとやっぱり違うのかなあ。「コリっ」としたところがあるぶん、むしろキクラゲのほうが白菜の葉の部分よりもヌルヌル感は少ないとまで思うのだが……。

 

 それにしても、キノコ嫌いならそもそもキノコを使わない料理だっていくらもあるし、五目焼きそばなんてキクラゲとウズラが楽しみのようなところもあって、それがなければただヌルヌルするばかりで食感的にはカップ焼きそばとも大差なさそうな気がするのだが、そこは藤井竜王なりの好みの問題であり他者がとやかく言うことではない。

 ただただ「なんかおもろいなあ」と思って見ているだけだ。

 

 

 その藤井はおそらく来季A級に昇進するだろうから、順位戦で羽生とはすれ違いになるわけだ。

 まあお楽しみがまだまだ先延べになったと思えばいい。

 

 藤井聡太が名人戴冠したところに、A級復活の羽生善治が挑戦(順位戦での対局はないままで)みたいな鳥肌ものの一戦が実現することを夢見るのもまた楽し。